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多忙ではなく「虚忙」
「暇な時間」の喪失
スマートフォンが普及してから、SNSやYouTubeなどで
新しい情報を獲得できるようになった。
そのおかげで、誰もが簡単にわからないことを調べたり、身近な友達とのコミュニケーションをできるようになった。
脳は変化に敏感
脳は自分の生存確率を上げるため、
新しい情報や身の回りの変化がないのか
刺激を追い求めるように設計されている。
だから、なんともないような情報や取るになりないコンテンツですら脳は短期的に満足できてしまう。
実際に、私も目先の情報や長期的な視点を欠いた行動を取ってしまうことがある。
「何もしない」はできない
そんなことが原因で、注意が常に何かしら刺激に対して反応している。
近頃は「めっちゃ、暇だな」と思う瞬間が驚くほど減ってきた。
「暇」と聞くとあまり良いイメージを持たない人が多いかもしれないが、
暇な時間には精神的な余裕や時間富豪のような感覚をもたらしてくれる。
しかし、
空いたほんの5分程度の時間ですら「特に何もすることなく過ごす」のが困難になってきている。
そうした隙間の時間を「暇だな」と過ごすよりも、何か有意義なことや面白そうだと思う情報にアクセスするだけで「あっという間」に時間が過ぎ去っている。
こうした小さな時間が積もりに積もった結果
→原因不明の謎の忙しさやみんなが陥っている多忙な状態になっている。
見せかけの忙しさ
ここで、考えてみたいのは
「本当に時間がなくて忙しいのか?」
それとも、
「時間はあるのに、怖くて逃げているのか?」
「"時間がない"と思い込んでいるのか?」
もし、物理的に時間がないのならスケジュール管理や自分の生活の仕方を見直してみるのが最善策だと思う。
しかし、
客観的に時間的余裕があるにも関わらず
本人の不安感や恐怖心、心配事によって忙しさが増しているように感じる状況は大幅に認知的な改善の余地がある。
同様に"時間がない"と思い込んでしまっている人も
実際のタスク量よりも内面に潜んでいるプレッシャーや外部からの圧力を過度に見積もっているため悪性の焦りを感じている。
これらは本当の意味で多忙ではなく
自分の脳が錯覚ででっち上げた
虚忙に過ぎない