SHO

長崎生まれ長崎育ち→熊本→兵庫 自分の興味関心や思ったこと・感じたこと・試してみた事を言語化して綴っています。読んでくださる人が健康❤️科学🧬金融🏦哲学💭の知識や情報を獲得してそれを自分なりにアレンジしてくださると幸いです。

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最近の記事

「不死」は可能か?——熱理学的な視点からの回答

生物学的に不死は可能かという問いに対して、 実はすでにその答えは「可能だ」と言えます。 なぜなら、 がん細胞や生殖細胞のように 老化しない細胞は、 すでに私たちの体内に存在しているからです。 がん細胞は無限に増殖し、 生殖細胞も世代を超えて続いていくことから、 老化というプロセスが 必然ではないことが示されています。 問題は、人間全体として この老化を止められるかどうか、 という点にシフトしているのです。 自然界に見る「不老不死」の実例 実際に自然界では、 老化しな

    • メガネ👓の歴史と福井県鯖江市の眼鏡ミュージアム

      11月の3連休で福井県の鯖江市にある眼鏡ミュージアムに行ってきました。地元長崎市にある眼鏡橋と福井県鯖江市の眼鏡産業との関連も知れて非常に面白かったので、以下にまとめておきます。 西洋からの贈り物:眼鏡がもたらした驚き 眼鏡が最初に誕生したのは、1300年代のヴェネチア。高品質なガラス製造技術の発展が、視力補助具としての眼鏡を生み出したとされています。日本に眼鏡がもたらされたのは1551年、フランシスコ・ザビエルが山口県周防の領主・大内義隆に贈呈したことが始まりです。ヨー

      • 四苦八苦②

        前回の内容… 1. ブッダの智慧を現代に活かすストレスや不安が多い現代人にとって、執着を手放し、思い通りにならないことを受け入れることは、心の健康を保つための重要なスキルです。そんな世の中ですが、現代社会においても、ブッダの教えは大いに役立ちます。日々の生活の中でブッダの教えを実践することで、私たちは自分自身の内面と向き合い、より豊かで平和な人生を築くことができます。ブッダの智慧を参考に、心の平安を追求する道を歩んでみてはいかがでしょうか。 2. 苦から逃れることは不可能

        • 四苦八苦①

          1.「苦」とは何か?ブッダが説いた「苦」は、単に身体的や精神的な苦痛を指すだけではありません。彼の教えによると、「苦」とは「思い通りにならないこと」です。人生におけるさまざまな出来事が、自分の望むように運ばないことから生じるストレスや不満を指しています。これが「生・老・病・死」の四苦として具体化されており、どれも避けることのできない普遍的な経験です。ブッダの教えの核心には、この「思い通りにならない」現実をどう受け入れ、乗り越えるかが含まれています。 2. 四苦:避けられない

          仕事とプライベートの境界線、あなたはどっち派?「統合派」か「分割派」の話

          仕事とプライベートの境界線、どうやって引いてますか?実は、多くの人がこの境界線の引き方で「統合派」か「分割派」に分かれています。統合派は、仕事とプライベートの境界があいまいな人たち。家でも仕事のメールを確認したり、仕事中にちょっと私用を済ませたりしても気にならないタイプです。一方、分割派は、仕事とプライベートをしっかり分けたい人。仕事を家に持ち込むとすぐにストレスが溜まってしまうのが特徴です。 統合派 vs 分割派:それぞれの働き方のコツ 統合派は、仕事とプライベートをミ

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          若者vs高齢者?健康寿命延長に必要なこと

          1.アメリカ国内で寿命が20年も違う⁉その理由とは アメリカでは州によって平均寿命が大きく異なるのをご存知ですか?コロラド州とサウスダコタ州では、なんと20年もの差があるのです。また、ウェストバージニア州の住民はウィスコンシン州の住民よりも20年早く慢性疾患を発症します。こうした寿命の違いは、教育、収入、医療へのアクセスといった社会的要因が深く関係しています。この格差が生まれる背景に何があるのでしょうか? 2.健康はお金で買えるのか?富裕層と貧困層の寿命格差 収入が高い

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          転職でやりがちな失敗

          お金を追いかけると失うものは? 高収入を目指すこと自体は 悪いことではありません。 しかし、給与だけを基準に転職を決めると、 長続きしないことが多いです。 例えば、給与は満足しても、 職場の雰囲気や仕事内容に違和感を覚え、 結果的にモチベーションを失ってしまうことがあります。 働く環境ややりがいも、 自分の満足感に大きく影響します。 「お金がすべてではない」とは、 まさにこのことです。 焦りは禁物! 転職は時間をかけて慎重に 今の仕事に不満が募ると、 すぐにでも辞

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          時間感覚⏰=脳内🧠確率分布

          「時間管理」に無理がある理由:焦点は時間ではない タイムマネジメントを提唱する多くの方法論は、時間そのものを管理しようとしますが、 そもそも時間は抽象的な概念です。 人間が感じる「緊急性」や「重要性」は、 単に時間が流れているから生じるのではなく、 私たちの価値観や優先順位が大きく影響しています。 たとえば、締め切りが迫ると、なぜかそのタスクが「重要」に感じられることはありませんか? これは単純緊急性効果と呼ばれ、時間のプレッシャーが私たちに錯覚を引き起こしているので

          時間感覚⏰=脳内🧠確率分布

          最近、「サラリーマン=国民国家の忠実な犬」と働きながら感じてしまう

          サラリーマンを「国民国家の忠実な犬」と見なす視点は、 一種の反発や疑問から生まれる。 確かに、サラリーマンは国家の経済活動を支える一端を担い、会社や社会に貢献する存在だ。 しかし、その背後には、個人としての自由や創造性を犠牲にして、国家の要求に従う存在であるという側面が見える。 まるで社会の歯車として、与えられた役割をこなす「犬」として扱われているように感じることがある。 学校教育は「鋳型」か? 学校教育は、個性を育むためにあると一般的には考えられているが、実際には

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          建築•機械設計DXの未来と製造業の戦略

          製造業におけるプラットフォーム戦略のメリットと三つの事例を紹介 従来のモノ売り・コト売り →他社のものづくり・事業を支える  外販ソリューションを展開 日本の製造業は、 世界のロールモデルではなくなった世界経済フォーラム(WEF)が製造業のロールモデルを 意味するグローバルライトハウス(灯台)として工場を認定している 産業革命について歴史を振り返る と、 第1次産業革命では、 石炭エネルギーという 動力の獲得により軽工業が発展 第2次産業革命では、 石炭エネルギーから

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          断捨義ーその①断る編

          そんなにやることばかりではないやるべきことや義務的な思考を減らすことは、 精神的な負担を軽減し、 時間や脳のエネルギーリソースを確保することにつながります。 断る(断): 不必要な頼み事やそこまで乗り気でもない要求を断ることができたらどんなに楽なことか… 自分の好きなことだけ「はい」と言えて、それ以外のことを拒否できたらとついつい思ってしまいます。 しかし、たくさんの方が すべてに「はい」と言う必要はないと頭の中ではわかっていてもなかなか実行できないのがほとんど

          断捨義ーその①断る編

          多忙ではなく「虚忙」

          「暇な時間」の喪失スマートフォンが普及してから、SNSやYouTubeなどで 新しい情報を獲得できるようになった。 そのおかげで、誰もが簡単にわからないことを調べたり、身近な友達とのコミュニケーションをできるようになった。 脳は変化に敏感 脳は自分の生存確率を上げるため、 新しい情報や身の回りの変化がないのか 刺激を追い求めるように設計されている。 だから、なんともないような情報や取るになりないコンテンツですら脳は短期的に満足できてしまう。 実際に、私も目先の情報や

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          膨大な眼を持って見る

          色眼鏡を持ってヒトやモノを見ている →世の中に絶対ていうものは存在しない それでも科学という望遠鏡や顕微鏡など大きな動きや小さな現象を観察することで なるべく多くの人が共通の理解を持てるように先人たちが努力してきた しかし、そんな科学でさえも不完全科学についての考え方→「科学には絶対があるだろう」と「科学の中に事実があるだろう」 と信じている人が多い はっきり言えるが→そんなことは全くない 科学は多数決ではない →科学的事実と科学的推論は別もの(具体的な例) 遺伝子組

          膨大な眼を持って見る

          「探すモード」と「集中モード」を駆使して「波」に乗る方法

          2つのモードと4つの波現代社会でのキャリア形成やスキル習得は、 常に変化し続ける海の波のようです。 この変化に対応するためには、 「探すモード」と「集中モード」の 二つの異なるアプローチを理解し、 適切に切り替える能力が求められます。 そして、この二つのモードを使い分けることで、 「学ぶ」「創造する」「つながる」「収穫する」 という4つの波に乗る戦略を展開することができます。 すぐに飛びつかない近年ではAI・量子コンピュータ・VRなど 続々と新たな科学技術が到来していま

          「探すモード」と「集中モード」を駆使して「波」に乗る方法

          さっさと「切り替える」かさっさと「手放す」

          先の読めない世界を生き抜きたい私たちは常に変わりゆく世界の中で生きています。 変化は避けられないものであり、 私たちはその流れの中で自分の場所を見つけ、 適応しながら前進していかなければなりません。 しかし、この「先の読めない世界」において、 どうやって最適な切り替えを行い、 自分の道を切り拓いていくのでしょうか? DNAに組み込まれた「切り替える力」私たち人間は、 歴史を通じて数え切れないほどの 困難や変化に直面してきました。 戦争、飢饉、洪水、地震、政変、パンデミッ

          さっさと「切り替える」かさっさと「手放す」

          「すべきだった」と考えてしまうから後悔が生まれる

          後悔は避けられないが後悔を減らすことは可能キャリアや過去の選択において後悔を完全に避けることは ほぼ不可能かもしれませんが、後悔を減らすことはできます。 後悔する時とは? 人が後悔するときとはどんなときでしょうか? それは過去に起きたことを 「あのときこうだったら」という可能性に対して 「あのときこう"すべきだった"」 という義務感に 変換してしまうときです。 この「あのとき、こうだったら」 という考え方は 反事実的思考と呼びます。 人間には長い年月をかけてこの反事実

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