科学的根拠=再現性
数々の論文を見ていく中で
明らかになった神経疾患に対する
鍼治療の作用機序。
前回の記事はこちらです↓
これまでの鍼治療の課題
鍼治療そのものの
本当のメカニズムや治療効果が
証明されていなかったこれまで。
そのため、治療は個人個人の感覚に
依存することが多くありました。
私も様々な技術セミナーを学んで来た人間です。
やはり、技術を学ぶときには
もっと結果を提供したい!そう思うのですが
学んでも自分自身が結果が出せるかは
また別の問題でした。
鍼治療は長年かけて感覚を研ぎ澄まし
技術を向上させていくもの。
そんな認識も1つあったかなと思います。
私自身もそういうものだと思いながら
やってきていましたが
診断や治療法
全てがそれぞれの先生によって異なる。
個々の経験値にのみ委ねられてきた
鍼治療では、同じ技術を学んだとしても
誰もが同じ結果を出すことができない。
それはセミナーに限らず
治療院内でも。
院長先生は凄腕で有名。
でも、それを習ったスタッフさんは
同じ結果が出せないなど。
経験はもちろん必要です。
でもこれまでそのような課題が
鍼灸業界にあった理由は
科学的根拠がほとんど無かったからなのでした。
誰でも再現できるのは科学的根拠があるから
習った全ての人が同じように
結果を出すことができる「再現性」
以前、私もドクターから技術を習った時
自分も同じように結果が出せた!
という記事を書きました。
そしてそれは、再生治療鍼の技術講習を受けた
他の皆さんも同じ。
世界中では様々な研究がされていますが
どのような症状に対して
どんな鍼で
どのツボに
どのように鍼をすれば
体内で何が起きて
どんな結果になる
ということがあらゆる疾患において
証明されています。
何をどうしたら結果がでるのか?
ということが明確なのです。
そのため「結果が出て当たり前」
そして
すでに結果が出ることが分かっている方法を
講習で習得していただき、治療を行うわけなので
個人差がありません。
鍼治療についてはその後も研究を重ね、
治療法を確立したのちに再生治療鍼®︎として
日本にも導入をスタートしました。
また、導入までの色々な出来事を
書いていきます。
次回【リジェラボに参加して1年の変化。まとめ】