「足りないのはお金?それとも優しさ?…」
彼の名前はシャヘッド君
11歳の男の子です
彼は2020年1月に虫垂炎(盲腸)でOPをしましたが
お金がないために治療継続ができず、腹痛で苦しんでいました
スラム街の案内をしてもらっている時に体調が悪い子供がいると聞き
僕は看護師なので何か力になれるかもしれないっと思って
家に入らせてもらいました
彼の姿をみた瞬間
「このままだと亡くなってしまう」
何かしなければ
彼の身体をみさせてもらうと
右側腹部に人工肛門(ストマ)
お腹にガーゼ
左手にかなり昔の点滴の管が残っていました
そして、今までみたことがないくらいの飢餓状態で横たわっていました
I'm a nurse.
But I can't do.Sorry.
僕は何もできませんでした
たとえその場で処置が出来なくても、彼やお母さんの気持ちに寄り添うことはできたはず
でも、何もできませんでした
彼に対して何かしたい
彼の状態が危機的状況にあることを知りながら
行動を起こすことができませんでした
「すぐに病院に連れていってあげた方がいいのでは?お金は出すから連れていきたい。だけど、見ず知らずの日本人がスラム街の特定の人だけにお金を渡すと、分断を生んでしまうのではないか?勝手な行動はできない。」
ずっと葛藤していました
考えた末に帰国する前に治療費として10000タカ(約13000円)を現地の中心人物に渡しました
帰国後、現地でサポート・通訳をしてくれた日本人の友人から連絡がありました
彼は病院で治療をうけましたが残念ながら亡くなりました
今日、葬式があります
「ごめんね、ごめんね」
お金がないために治療を受けれなかったのか?
誰がそんな世の中にした?
そんな状況と向き合ってこなかったのは?
結局、「自分自身」
出来ることをしない人生は嫌だ
僕が、僕らが、もっている優しさをほんの少しでいいから分けることが出来れば世界は変わるんじゃないか?
「すべての子供が必要な医療を当たり前に受けることができるように」
寄付をはじめました
看護学生時代の友人、前の職場の先輩、幼馴染の友達、一緒にバングラデシュにいった仲間やその友人、出雲で出会った友人など僕を含めて14人、一人1000円/月バングラデシュへ送金しています
現地の中心人物の方にお金を送金して、今は食料支援にお金を使っていただいています
また、バングラデシュで看護師をされている方とコンタクトをとっていて、今後医療支援として寄付を集めたいと考えています
優しさが循環する社会を目指して、力を貸して下さる方は連絡下さい🙏
よろしくお願いします🙇♂