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このままじゃ死ぬと思って自炊を辞めた

アメリカに来て初めての食中毒、一晩中吐き続けた。

留学中の食生活はどこに住むかによって大きく異なります。

大学キャンパス内の「寮」に住めば、目の前にあるカフェテリア(学食)で食べることができます。

$14(約2,000円)で食べ放題・飲み放題

一方、僕のようにキャンパスから離れた「アパート」に住んでいる人は、大抵自炊をします。

もちろん、食事代を払ってカフェテリアに食べに行くこともできますが、毎日わざわざ自転車を漕いで行くのはめんどくさいものです。

なので僕は留学に来てから3ヶ月、大抵自炊しています。

ただ1ヶ月前、大変なことが起こりました。まさかの食中毒


なんで食中毒になったのか

毎日自炊をするのが面倒になった僕は、料理のストック(作り置き)を作ることにしました。

明日の分だけでなく、明後日の分も。

(原因はこの料理ではありません)

その頃、僕は新しいレシピに挑戦することにハマっていました。

前回の作り置きがまだ残っているのに、別の料理の新しい作り置きを作ってしまい、元のストックは数日間放置してしまっていました。

もちろん冷蔵庫に保存していましたが、それでも結果は、、、、、

翌日は早朝から授業があったので数時間しか寝れませんでしたがちゃんと出席しました。偉いでしょ。

留学中の課題や、新しい料理のレシピなど、他のことに囚われていた結果、一番大切な安全管理を怠ってしまいました。

日本の学生寮で1年半自炊していた時はこんなミスをしなかったのに、新しい環境ではミスしてしまった。

だから僕は自炊をやめた


食中毒になって学んだこと

当時は地獄のようでしたが、今振り返ってみると学ぶことが多い経験でした。

今回の食中毒から学んだことが3つあります。

・ある程度の経験があっても新しい環境だとミスしやすい
・日常の行動に課題・危険が潜んでいる
・「味」などの付加価値に気を取られて大前提の「安全」を疎かにしてしまう

今回ミスしたことをきっかけに衛生管理について勉強したので、再発防止に努めます。


自炊を辞めた後

アパートの近くにあるTrader Joe'sっていうスーパーがあります。日本の女性がよくエコバッグ持ってますよね。

Trader Joe'sはおしゃれなスーパーで、高品質のプライベートブランド商品がたくさんあって、ビーガンの人へ配慮した商品もあります。

ここの冷凍食品が美味しいんですよ、これが。オレンジチキン(唐揚げにオレンジソースがかかったもの)とか本格的なシュウマイとか。

個性的なソースがクセになります

自炊を辞めたことで、今まであまり買ってこなかった冷凍食品に気づきました。こんなに豊富な食材があるなんて。

今まで食費を節約するためにも「自炊しなきゃ」って思っていましたが、案外自炊するのと出費は変わらないかもしれません。

もちろん、全部を冷凍食品に頼っているわけではなく、サラダを自分で作り置きしたり混ぜご飯を炊いたりしてバランスを取っています。

これくらいがちょうどいいかも。

心の余裕が増えた


自炊を再開した

冷凍食品生活もすぐに飽き、自炊を再開しました。

最初に作ったのは、なぜか無性に食べたくなったミートソースパスタ

もうちょっと綺麗に撮りたかった、、

クックパッドを見たけど同じ調味料がアメリカになくて、勘で買ったものを組み合わせて再現しました。

実家の近くにあった、思い出のお店の味を再現できました。僕って天才?

疲れた日は無理せず冷凍食品を使うことで、逆に自炊がもっと楽しくなりました。

やらなきゃと思って義務的にやる」のと「やらなくてもいいけど自主的にやる」は精神的に全然違いますよね。


昔のことを思い出した

やらなきゃと思って義務的にやる」のと「やらなくてもいいけど自主的にやる」は精神的に全然違いますよね。

先ほどのこれを書いていて、高校受験した頃を思い出しました。

僕は中学1年生の最初から有名な進学塾に通っていて、当然宿題が厳しいのでたまに授業を休みたいこともありました。

👦「今日は休もっかな」と僕が言うと、

👩「別に無理に塾行かなくてもいいからね」と親に言われていました。

「こちらがお金を払って行っている塾なのだから行きたくないならお金がもったいないし、辛いならあなたには辞める選択肢もある」と。

なんなら、「勉強しなさい」と両親から言われたことは人生で一回もないかもしれません。

選択肢を提示してくれて、僕の意見を尊重してくれたことで今の自主性が育まれた気がします。


実はこれに気づいたのは大学生なりたての頃でした。

「高校受験ってどんな感じだった?」と友達と話してたら意外な共通点に気づきました。みんな勉強を強制されていなかったのです。

逆に、地元の中学校では「テスト前は親にゲームを禁止されてる」という友達が多かった気がします。

彼らの親は「目的に対しての手段そのもの」を見誤っている気がします。

「テストの点数を上げる」が目的なら、「テスト範囲を勉強する」のが手段なはず。

「ゲームを取り上げたって点数が上がるわけじゃない」・「むしろ勉強に集中できないのではないか」と中学生なりに僕は考えていました

なのにいつの間にか「ゲームを禁止する」こと自体が目的になってしまっている

親からしたら「ゲームばっかりで勉強しない息子・娘」を机に向かわせるには「ゲームを取り上げる」のが必要な手段のように思えてしまうのかもしれません。

「ゲームのせいでうちの子供は勉強していない」・「ゲームが悪だ」と。

でも本当にそれが最善手なのでしょうか。

ゲームの存在をうまく扱えば勉強のやる気を引き出せるのに。

もちろん、僕は子育てした経験がないので「働きながら子育てをする大変さ」は想像しかできません。本当に大変だと思います

過保護になりすぎず、かといって放任しすぎず、子供の自主性を育む子育てができる親御さんはどれだけいるのだろう。

20歳の僕が今アメリカで勉強できているのは、両親による経済的なサポートだけでなく、今まで育ててきてくれた積み重ねのおかげだと思います。


親の偉大さに気がついた20歳

将来、自分に子供が生まれたらどれだけのことをしてあげられるだろう。

僕の両親がしてくれたことと同様のことをしてあげられるだろうか。

少し前、「親ガチャ」と言う言葉が日本で流行りましたよね。

残酷な事実として、生まれ育った環境がその子の考え方や習慣に大きく影響を与えることは間違い無いでしょう。

それくらい責任が重く、考えさせられる時間なのだろうなと感じます。

子育ての成功とは「自分の子供から将来感謝されること」なのでは?そう今の僕は考えています。

日本に帰ったら両親に「ありがとう」を伝えよう。


「あとがき」

そういえば、、、

前回のブログを「だるま」さんから「気になるnote」というマガジンに追加していただきました!ありがとうございます!

他の記事も力を込めて書いておりますので、もしご興味がおありでしたらぜひお立ち寄りください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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Sho at UC Davis
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