夏を追いかける旅2023Vol.3〜アマルフィ海岸〜
アマルフィ織田裕二と天海祐希出演でお馴染みのアマルフィ海岸。5月と9月のアマルフィが一番良いと聞きバーリからサレルノ経由でアマルフィに向かう。朝6時10分バーリチェントラーレ駅発のFreccarossa特急に乗っていざサレルノへ。そこからはフェリーに乗ってアマルフィ海岸に渡る予定。
特急は全席指定で席もローカル鉄道とは異なりゆったりしてる。朝も早いので珍しく静寂の車内。たまにKYなお嬢さんが電話で長話しをするが誰も何も言わない。順調に進んでるかと思いきや少しずつディレイの情報が。次の駅での乗り換え時間は20分あるので何とかなるでしょう。と思っていると、ディレイ時間がプラス26分になってしまった。と言うことは乗り換えが出来ない。。乗り換え駅に到着する頃にはディレイが多いイタリアの列車の筈なのに、律儀に乗り換え電車はサレルノに向けて出発済み。。勘弁してくれ。急いで次のルートをTrenitaliaのアプリで検索してオンラインでチケット購入。ここら辺は便利。一旦ナポリに出てそこからサレルノに行くのが最短の様だ。
サレルノ駅に何とか到着するも次のフェリーまでは1時間以上も時間があるので、フェリー乗り場に設置されているカフェでビールを飲む。アメリカ人夫妻が相席で話が聞こえてきたが、奥さんがものすごく強気発言を繰り返し気分が悪くなった。「これは命令よ!」とか「根拠を示せ!」とか兎に角旦那がやり込まれていて気の毒になった。しかも愛情がなくロボットが話すみたいに淡々と奥さんは話す。そんな夫婦を置いて早めにフェリーに乗車。フェリーのデッキ席は本当に気持ちが良い。真夏は暑すぎるが風が心地よく室内にいるよりは好きだ。
サレルノから目的地のアマルフィまでは約40分。動画や写真でしか見たことがなかったあのアマルフィがいよいよ目の前に迫ってくる。港に到着しフェリーを降りたが苦しいほどの観光客の多さ。アジア系はほとんどおらず、アメリカ人観光客がかなり多い印象。さっきの夫婦も勿論いた。奥さんは「今日はスペシャルなディナーよ!」と意気込んでいる。
到着したのはもう14時を過ぎていたので早速ランチを頂くことに。ネットで見つけたレストラン「l'abside」に行くが満席且つ並んでいる。仕方なく並ぶが15分程で着席。アマルフィと言えばやはりシーフードと言うことで、シェフのスペシャル伊勢海老パスタを注文。40ユーロ(6,280円)。流石に美味しい。白赤ワイングラスを一杯ずつ。
大満足なランチを終えて中心街を練り歩く。何と言ってもアマルフィの中心地はドゥオモ周辺だろう。映画にも勿論登場しているがあまり映像が記憶にない。いずれにしても階段で上るドゥオモはあまり見たことがないので、これだけでもとても印象に残る。
一通りブラブラした後はホテルに向かって坂を上る。海の左に眺めながら断崖絶壁の海岸線をひたすら歩く。中心地から15分程度と書いてあったが実際は30分以上は掛かっただろうか。車道もとても狭く且つ急なカーブがずっと続くので車道は大渋滞。徒歩で正解だろうか。今回宿泊したホテルというか日本で言う民宿というか、個人が営んでいる改装型の部屋とでも言うか。それでも一泊約240ユーロだから決して安くはない。が、これがこの時アマルフィで許容出来る部屋で一番下安かった。しかし侮るなかれ、それはそれは断崖絶壁にある部屋、目の前が直ぐに海でボーっと海を眺めているだけでも十分に楽しめる部屋であった。
夕陽が沈む頃合いに再び中心街に向かう。レストランは特に予約をせずに美味しそうな匂いがするお店に入店することにした。途中、ミシュランのお店が気になって入ろうと思ったが生憎満席。。まあ仕方がない。気になった別のお店に行くことに。30分程度待たされるが近くのカフェでワインを飲んで時間を潰す。
30分程待ったが無事にTrattoria del Cartariに入店。ローカル色がかなり強いレストラン。先ずは半リットルの白ワインを注文。前菜にナスとトマトのグリル、メインはまたまたシーフードパスタを注文。麺は手打ち麺シャラティエリで。ほろ酔い気分でドゥオモ周辺をブラブラしてからホテルに帰る。
翌朝は6時前に起床し朝日をしっかりと目に焼き付ける。ホテルの部屋の目の前は海。この断崖絶壁に建てられたホテルの部屋からの朝焼けは最高の一言。
フェリー待ちの間、最後にドゥオモ周辺を探索し、いざポジターノへ。
You Tubeの動画はこちら。
続く