一歩進む勇気に心ゆさぶられたアニメ「メダリスト」
こんにちは。
地方でフリーランスマーケターをしているしずくです。
2025年を楽しみにしていたことのひとつ、アニメ「メダリスト」がはじまりました。
漫画はまだ見たことがなかったのですが、この度アニメ化されると聞き、とても楽しみにしていました。銀盤の世界をどのように表現されるのか、登場人物たちにどのようなドラマか、いろんなことにワクワクして視聴。
※以下ネタバレを含みます。
1話のストーリーは、スケート人生に挫折した青年・司がフィギュアスケートに憧れを抱く少女・いのりに出会い、反対する親を説得してコーチを引き受ける、というものでした。
フィギュアスケートを始めるために主要キャラが画策するところから、という展開はスポーツアニメでは珍しい印象。
どうやら、いのりの姉にはフィギュアスケートを挫折した過去があったため、親はいのりの将来を考えてフィギュアスケートをやらせたくなかったそう。
しかし、いのり自身はずっとフィギュアスケートをやりたいと思っていたものの、親や姉の姿を見るととても言葉にできず、こっそりと一人学ぶ日々。
そんな中で司と出会い、一念発起して親に相談してクラブを訪問。クラブでも親から厳しい言葉を投げられるものの、司の後押しもあり本心を打ち明けて、見事フィギュアスケートを始めることになりました。
この一連の流れを見ていて、自身の子供時代を思い返しましたが、親の反対していることに対して子供が本心を言うのはとっても難しいですよね。
やりたい気持ちはあっても、身近な存在の親が悲しむようなことはしたくない、でもやれない状態のままも苦しい、、という状態。
わたし自身は子供時代にバレエを習いたかったけど、親の考えに反していたため、大人になるまでずっと言えなかったことを思い出しました。
でも、アニメでは司がいのりと同様の境遇だったため、いのりのため、そして司自身のためにも、熱いプレゼンを実施。
それに触発されたいのりが本心を打ち明けて、憧れの世界へ飛び込む様子に心躍りました。
「メダリスト」はいのりと司の2人の物語のようですが、いのりが親に相談する初めの一歩、司の熱いプレゼンの二歩目、いのりが本心を打ち明ける三歩目、司によるコーチ引き受ける宣言の四歩目、とお互いに勇気を出してともに進んでいる様子が印象に残りました。
少しずつでも足を進めて状況を変えようとしていることが尊い。特に、フィギュアスケートをしたいと親に相談してクラブを訪問したいのりはすごいなと思います。
クラブに来たからこそ滑りをみてもらう機会を得て、周囲にインパクトを与えました。長らく一人でたくさん勉強していたので、スケートの基礎ができている上、何よりとても楽しそう。
雲がかった空が晴れていくように世界が徐々に変わっていく様子が思い浮かびましたね。
一歩進めるのは勇気がいりますが、行動した先にはキラキラとした景色に出会えることに感慨深くなりました。
普段の生活やお仕事でも、思い切って飛び込んでいこうと「メダリスト」から勇気づけられました。
観て良かったです…!来週の放送もとても楽しみです。
ではまた。
*あとがき
エンディングのクレジットを見ていると、振付に鈴木明子さん、モーションキャプチャー撮影協力に横井ゆは菜さん、構成・脚本に花⽥⼗輝さんと錚々たるスタッフが…!主題歌は米津玄師さん…!
ストーリーはもちろん作中の演出にも注目ですね。あと作中音楽もすごい良かったのでこちらもチェックしていきます。