大阪・甘党ゆかりさんの「氷金時」
かき氷の上にあんこ。白玉だんご2つ。
甘党ゆかりさんの夏メニューは、これだけ!氷金時の登場です!
ゴールデンウィーク企画、予定を変更して「甘党ゆかりさんの氷金時」をお届けいたします。
甘党ゆかりさん
大阪・寺田町の奇跡の甘味処。
建物・内装・お値段、何もかも遺跡級。
これを読んだ甘党のあなたは、いても立ってもいられないでしょう(?)
最寄り駅は……
●JR大阪環状線・寺田町駅…徒歩約8分
(東口から降りてください)
アーケードがある生野本通商店街。
甘党ゆかりさんの両隣がシャッター化して解体、そしてマンションに。なので、一軒だけスリムな姿で営業されているのです。
メニューは「ぜんざい」だけ
甘党ゆかりさんは、最寄り駅の寺田町側、アーケード商店街の入り口ちかくにあります。
生野八坂神社まで約10分の道のり。
アーケードのお店の大半は廃業し商店街は、とても寂しくなりました。
わたしが最初に甘党ゆかりさんを見つけたのは、約5年前。大阪銭湯スタンプラリーで寺田町に来て偶然に発見。
わたし、建物のことは素人なので説明しがたいのですが間口が狭く、木枠と白い磨りガラス。
入り口だけで古いお店だとわかりました。おっと、誰でもわかりますね。
わたしは、ぜんざい大好物。お値段も安い。早速いただきました。
メニューは「ぜんざい」だけ。
冬はあったかいぜんざい。
箸袋のあるお店は相当な歴史あり。
夏は「氷ミゾレ」・「氷ぜんざい」かき氷の上に冷たい、ぜんざい。「|氷金時《こおりきんとき》」と書いてあります。
氷金時とは
いまの私たちは、かき氷といえば練乳の「ミルク」や、缶詰めのフルーツで飾られた「フラッペ」などを思いうかべます。
どちらかというと「金時(あんこ)」の量は少ないですね。
かき氷のカラフルな「色つきシロップ」が流通する前は、きっと「金時(あんこ)」しかなかったのかもしれません……
氷を削って、あんこをどっさり。
それで「氷金時」といっていたのかしら?
金時は、金太郎が長じた坂田公時からきているらしいので縁起物。
健康的で強い子のイメージ。
どんどん食べましょう!
豆はカラダにいい食べ物。
入り口、あまり変わっていませんね。
それと「冷たいぜんざい」100%だと甘ったるくて食べきれない。
冷たいものは甘味を感じにくく、砂糖をたくさん使わないと美味しくない。
それで、かき氷の上にぜんざいを乗せ、カロリーダウン。
砂糖を減らし健康的。冷たく、蒸し暑い夏にピッタリです。
氷金時……素朴でいいですね。
元気な店主さん
甘党ゆかりさんの店主さんは、じぶんの親世代と同じくらいの男性です。とってもお元気。
店名だけだと、女性かと。
縁もゆかりも……の「ゆかり」かしら?
アーケードの中とはいえ風が強い入り口と小さい十字路の角。
暖簾がバタバタし、店内からいつも斜めの文房具屋さんが見えていました。
店内が暗いです。そしてお隣が解体、そしてもう一方も……
明るくなりました。
文房具屋さんも営業されているのですね。
少しは、電気代が節約できたかも。
いや、ホントに値上げしてください。
甘党ゆかりさんと、この文房具屋さんの風景、いつまで見れるのかと思うと、せつなくなります。
店内には、各地の民芸品や小物。きっと旅行やおでかけが、今よりスペシャルイベントだった頃。
ショーケース、かつては食品サンプルがあったのでしょう。
たくさんのメニューが……
今は「ぜんざい」「氷金時」「ミゾレ」のみ。
たまに「ミゾレ」を食べよかなと思っても、やっぱり「氷金時」
お店があるかぎり……
いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに
最後までお読みくださり、
ありがとうございます。