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大阪・鶴橋の新店「ザチェ コーヒー」さん

 店名が読めないまま入店。神社のよこっちょに、コーヒー店。いつの間にかできていた。
 ザ チェ コーヒーさん開店です。
(1754文字)


ザ チェ コーヒーさん

大阪環状線・鶴橋つるはし駅は人が多すぎて。天井てんじょうがついた鶴橋商店街を南下します。アーケードを抜けると、ぎらぎら濃い太陽しかいない……。


影をひろって弥栄やえい神社へ向かう道。ここは、桑津くわづ街道といったそうな。古い町並みとカーブが、むかしを語る。
神社の手前に、見なれないお店が見えてきました。

ザ チェ コーヒーさん
(the che coffee)
大阪市生野区桃谷2-16あたり
弥栄神社・北側

もより駅は……
●大阪環状線・Osaka Metro大阪メトロ・鶴橋駅…徒歩約10分

(大阪環状線・桃谷駅…徒歩約15分)

・大阪コリアンタウンのすぐちかくながら観光客は、まばら。
・弥栄神社へ参拝したら気づく程度の、コーヒー店です。

・まだ情報がありません。
・店名「ザチェコーヒー」表記です。
・ネット通販「ザチェコーヒー  ビーンズショップ」あり

弥栄やえい神社は縁結びの神さま♡

弥栄やえい神社
大阪市生野区桃谷2-16-22


むかしのおうち

また、今度にしようと先の弥栄神社にむかうも、目に入ったのが「木の踏み台」。
戸棚の上にあるモノを取りたいときに、ひょいと乗る木の道具。


ギターみたいに、真ん中にまるい穴。ここに片足を掛けて、もう片方を上段に。
つかれたときは椅子として。軽くて、うすくてシンプル台形。

おばあちゃんの家にあった踏み台。懐かしい、これもご縁。コーヒーをいただこう。


鶴橋駅と大阪コリアタウンは賑やかなのに、ここは時がとまっています。純和風の建物がつらなり、この地の旧家もあった村でした。

店のなかから、元気な男性の声。
「コーヒーいかがですか?」


黒板にコーヒーのメニュー。下のほう。

 「オリジナル ブレンド
   MENY MENY MENY

こゆいコーヒーが、ありそうな。



コーヒー豆のビンとトーク

ブロックのカウンターにビンが真面目に、一列ならび。
古いお家とすぐわかる。たてじまガラスの引き戸と土間と。いまでは、お金を出しても建てられない。

マスターに、すすめられるまま、おまかせコーヒー。甘い・渋い・あっさり、など……好みを聞いてくれますよ。

ジョン ジロウ
ブァージンブレンド
(深煎りド真ん中)


外は灼熱。店内は、やわらかい光り。
冷房を強くしてくれているのですね。一杯のコーヒーから香りがひろがる。よくわかる。

ホットorアイス 各450円

先客とマスターのトークを盗み聞き。


以前まえ他所よそで営業。移転オープンして1ヶ月ほどかな……」
「2階で焙煎、やってますよ。」
「ほかには、ハートランドビールだけ。友人用に。」

メニューはコーヒーとビールだけ。そのぶん、マスターのトーク・メニューは多そうです。人と接するのが好きみたい。
ザ・大阪のトークが展開する。コーヒー焙煎屋さんも、いろいろですね。

コーヒーの袋とかデザインとか、内装とか、マスターの手作り。
それを聞くだけでコーヒーのお味が濃くなったし、すこし熱くなった。
板張りの壁も、靴を脱いで和室にも。お座布団もあっていい雰囲気。
新店舗・古くて新しくて、きもちいい。



暑いからホット

2度めの、ザ チェ コーヒーさん。アイスコーヒーにしようか迷うほどの暑さです。曲がった旧街道は、ウナギのかば焼。ちりぢり、腕にも火が刺さる。香ばしきはコーヒー豆。
2階で焙煎、さぞ暑かろう。

絽か紗か、桔梗が四人。涼しそう。
わたしは、またホットをいただきます。暑いけど……なぜかここでは熱いコーヒーがよいのです。

渋いコーヒー。マスターにおまかせ。たくさんあって迷います。

ティモール
ロロサエ アイナロ ナチュラル
(ド深煎り)


全部飲んでみよう。今のうち。

ここは、すぐ人気店になる。
そんな気がします。
大阪コリアタウンからすぐ。韓国カフェの明るいスイーツもいいけど。

コーヒー豆のたくさんのビン。
ヤシの木はない。


でも、木の踏み台があるのは、
……たぶん、ここだけだから。



毎週月曜日は
「コーヒー・喫茶店」の日


いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。


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