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きもので移動するときは「観劇枕」

月に2回、大阪へ出稽古です。

10年以上新幹線を使ってましたが、飛行機大好きだったのを思い出し、昨年から空路です。

荷物をできるだけ少なくしたいので、移動はきもののままが多いです。ゆるゆるに着つけてると洋服よりしんどいということはないのですが、帯枕の厚みがあるので、座席にもたれると腰に負担がかかるのが唯一の困った点でした。

ところが数年前にこれを見つけてから、きものでの移動がまったく苦にならなくなりました。

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これです!もっとも信頼してる和装小物メーカー、あずま姿さんの「観劇枕」。

低反発の素材でできてるので、背もたれにもたれると帯枕がぺっちゃんこになります。これまでにも「もたれても痛くない、柔らかい帯枕」とうたったものは市販されていましたが、完璧にぺたん、とはならないので、やっぱり椅子にもたれると背中に違和感がありました。その点「観劇枕」は、帯枕をしてるのを忘れそうです。2000円くらいと、お値段が控えめなのもええ感じで(そんなに使い勝手がよくないのに、とても高い帯枕もありますよね)。

長時間の観劇用に開発されたようですが、移動のときはもちろん、美容院や歯医者さん、そしてごろっとお昼寝するときにも!日常的にきものを着ている方には特に便利やないかと思います。

とても素晴らしい商品なのに、ほとんど宣伝をされてないせいかあんまり知られてないかも。歌舞伎座や文楽劇場の売店に置きはったらええのになぁ、と思っています。きもので観劇する方が増えるのでは。ふつうの帯枕よりはお太鼓のかたちが安定しにくいので、どちらかというとお太鼓をつくるのに慣れた方向きかも。ネットでも買えます。

おまけです。今日の富士山。

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少し雲がありますが、この時期ほんまにぴかぴかしてて、嬉しくなります。

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