ボロ戸建て物語 昭和トリップ編
どうもゴリラ不動産です。今年は相模湖basshouseの民泊運営に全力を注いできましたが、もう一つの物語が着々と進んでおりました。
それは、ボロ戸建ての再生です。
不動産の仕事中、物件情報を閲覧していると、自宅から徒歩10分のところに、ボロ戸建てが売りに出されていることを発見。
すぐに、現地に行き内見をしました。「ぅーん。やりようによっては、何とかなる!」「リノベーションして自宅にしてもいいなぁ」と買ってもいないのに、得意の妄想ワールドに自分自身が巻き込まれました。
室内は、昭和にトリップしたような、おばあちゃん久しぶりだね。という良く言えばレトロ、悪く言えばボロというような状態でした。
久しぶりに見た、昭和レトロガラスの、まばゆく輝る星模様が、いつかの祖母の家を訪れた記憶を蒸し返し、すりガラス越しに見える、祖母の顔が浮かび上がる。
今は、ほとんど見ない床の間もあり、長年鎮座してきた床柱を見て、「なんだこれ カッコいい」と一人興奮する。
お風呂場に行くと、こりゃまた懐かしい、おばあちゃん家のお風呂だ。全面タイル張りの、集合体恐怖症の人には地獄となるお風呂場である。
子供ながらに、お風呂に入るときに足裏に伝わる、石タイルの感覚を想い出す。
一通り、建物の中を見て、昭和トリップにどっぷり浸かる。
次に外回りを見ると、お庭まであるではないか!?
東京にお庭付きのお家を持てるなんて!
「東京に家を持とう」byオープンハウスもビックリの「東京に庭を持とう」byゴリラ不動産である。
しかし問題は、この物件再建築不可物件なのである。
買ってもいいものだろうか?これはチャンスの顔したピンチなのか!?
ピンチの顔したチャンスなのか?
「なんとかなる!」という欺瞞に満ちた欲望と「絶対駄目だ!」という日々の業務からの経験値に板挟みに合う。
心の奥底で、「取り敢えず、無理な値下げ交渉の買付だして、通らなかったら諦めよう」と得意のギャンブル思考に襲われる。
「そうだ!売り出し価格の半額で買い付けや!!」
まぁどうせ駄目やろ。