
Photo by
tomarie
動物の手術の選択
共に暮らす動物ががんになって、手術の選択を迫られた時、
手術をするのか、しないのか、迷うよねー。
手術をして元気になって、その後の再発もなく、寿命を全うできれば
手術してよかったとなるし、手術中に亡くなったり
手術後、すぐに亡くなってしまったりすると
手術しなきゃよかったってなる。
結果は手術してみないとわからないこともあるけど
ぼくら飼主としては、悪い結果になると手術しなきゃよかったと思う。
獣医としては「手術してよかった」となるように努力する。
「手術しなきゃよかった」とならないように
手術前検査をして、手術前から手術計画をして、手術前にシミュレーションして、手術をしていく。
手術はシミュレーション通りにはいかないこともあるし
手術中もトラブルがあったりするから
何かあってもすぐに対応できるように準備していく。
ぼくは手術は一般的な手術はできるけど
難しい手術ができるような腕がないので、外科専門の先生にお願いしてる。
手術件数も多くて、術後の成績のいい、信用できる先生にお願いしているけど
それでもうまくいかないことはある。
そんな時は、ぼくら飼主としては、手術しなきゃよかったと後悔する。
チャレンジしたことは間違いじゃーないけど、結果を伴わない時もある。
よくなると信じて、チャレンジする方がいいのか?
このまま弱っていく姿を見続けて、お別れをするのがいいのか?
ぼくら飼主としては、なかなか答えは出ないし、選べない。
ぼくら飼主としては、クソ難しい選択だよね。
その時の年齢や動物の状態、他の病気を抱えてるかなど
いろんなことを加味して、その時に最善だと思う選択をしていくことになるかな。