
Photo by
design_booklet
犬猫が慢性腎臓病で吐く時
犬猫が慢性腎臓病になると吐くことが多くなって、そうすると吐き気止めの治療をするんだけど
結構、胃薬が処方されていることが多い。
ガスターなどのH2ブロッカーと言われる胃薬を飲んでいたり、皮下点滴の中に入っていたりする。
犬猫が慢性腎臓病で嘔吐する時は
胃酸分泌が亢進して、嘔吐するわけではないので、胃薬を飲む必要がないのさ。
胃薬を飲んでもデメリットがなければいいんだけど
胃薬を長期飲むことによってデメリットがあって
胃酸分泌が少なくなって消化が悪くなったり
腸内細菌に影響したり
腎臓が悪くなったりするので
慢性腎臓病の嘔吐の予防のために胃薬を飲んだり
皮下点滴の中に入れて打つのはよくない。
オンライン相談で、慢性腎臓病の治療の相談だったり
慢性腎臓病のホモトキシコロジーの治療を希望されてきたりして
なんの治療をしてるか聞くと
胃薬を飲んでいたり、皮下点滴の中に胃薬が入っていたりする。
ぼくも恥ずかしながら20年以上前は、慢性腎臓病の嘔吐の治療に
胃薬を飲んでもらっていた時代があった。
今は、みんな大好き論文も出ていて
デメリットが大きいので、胃薬を飲ませてもらうことはない。
慢性腎臓病では悪心が起こるので、悪心を抑える治療をする。
慢性腎臓病の嘔吐対応で、継続的に胃薬を飲むように言われたら
デメリットが大きいので、大切な犬猫のために勇気をもってそれとなく
「胃薬を飲まなくちゃダメですかー?」
と聞いてみよう!
と言いながら小心者のぼくは聞けない。笑
言うのは超勇気いるし、ビビるよねー。
聞いてみようと言いながら、お前が聞けえんのかーい!笑