ノーチラスな人びとを読んで
たまたま見かけた、双極性障害の本についておすすめしているYouTubeを見て買いました。他にも色んな本をおすすめしていたので興味のある方は是非。
医療編、支援編、闘病・生活編の3つで構成されています。
医療編
この章では双極性障害とはどういう病か?について書かれていました。
双極性障害の診断基準
ここについてはネットで軽く調べたら出ますし、気になったこと、深く書かれてると思ったことを中心に述べておくだけに留めます。
双極性障害の診断には抑うつエピソードと、躁病又は軽躁病エピソードのふたつが必要とされています。
まず抑うつエピソードについては、以下に着目する9個の症状を決めています。
抑うつエピソードについて
気分が落ち込む
興味が無い・楽しくない
おいしくない・食べすぎ
眠れない・眠くて仕方ない
自分は役に立たない・申し訳ない
この世から消えてしまいたい
へとへと・何をする気も起きない
考えが進まない・決断できない
そわそわ落ち着かない・動きが乏しい
そして、1,2のどちらか1個を含む5個以上の症状が、毎日、2週間以上続く
とあります。
また、1-8は患者さん自身の言葉で有無を判断しますが9は医者が患者さんの姿を見て判断する項目です。
躁病エピソード・軽躁病エピソードの診断基準は着目する8個の症状を決めており、基本症状と併せて4個以上に達することが必要です。
症状の持続期間は躁病エピソードだとほぼ毎日一週間以上続くこと、軽躁病エピソードだと4日以内でよく、機能の低下を来たしていなかったり入院も不要な場合と規定されています。
躁病エピソードについて
高揚した気分又は怒りっぽさと活動性の上昇(基本症状)
自信にあふれる
短い睡眠時間でも元気
話し始めると止まらない
次々とアイデアが思い浮かぶ
注意散漫
あれこれもやり始める
無駄遣い・無分別な行動
混合病症
双極性障害の特徴はうつ状態と躁・軽躁状態を繰り返すことにありますが、躁⇔鬱の切り替えの際に「躁うつ混合病」と呼ばれる状態が出現することがあります。この状態では、気分、思考、行動の三要素が同じ方向を示さない場合があります。
例えば、興奮して行動は活発だが、嫌な考えばかり浮かんで死にたくなってしまうほど憂鬱など。
このような状態は自分を傷つける行動をとる危険性も高く、医者を受信してどうやって身を守るべきかも含め治療方針について考える必要があります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?