28.「あなたの悩みが存在している場所」はどこ?
こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。
あなたの悩みは現実に起こっている出来事ですか?
それとも、頭の中だけでの出来事ですか?
人の悩みは二種類あると言われています。
一つは過去のことです。
過去の出来事に対する後悔です。
「あの時にあんなことをしなければよかった!」
「あの時にこんなことを言わなければよかった!」
「もっとこうしていればよかった!」
「なぜ、あんなことをしてしまったのだろう!」
考えたところで変わりもしない過去を思い出しては、ため息をついて悔やんでいる。
これが一つ目の悩みです。
そして、もう一つの悩みは未来のことです。
まだ来てもいない未来に対する不安です。
「お金が無くなったらどうしよう!」
「仕事が無くなったらどうしよう!」
「事故にあったらどうしよう!」
「上手くいかなかったらどうしよう!」
という根拠のない漠然とした不安です。
頭の中は過去と未来に縛られて、現在が置き去りにされているのがほとんどなんですよ。
この体は現在にしか存在しないのに、頭の中は過去と未来にタイムスリップしてしまっているんですね。
大切なのは、そういった妄想に囚われている自分に気づくことなんです。
人は何かが起こる度に妄想を始めてしまう生き物です。
こんなことを感じたことはありませんか?
・SNSのメッセージが既読になっているのに返事がなくて、何か怒っているのではないだろうか?
私は嫌われているのではないだろうか?
そんな気持ちで不安になった。
(バタバタと忙しくて返事を書くタイミングがなかっただけかもしれないのに)
・待ち合わせの時間に遅れている相手に対して、怠けて遅れていると感じて腹が立った。
(急用ができて、大急ぎでその用事を済ませていたのかもしれないのに)
・プレゼントをした時の反応が薄くて、喜んでもらえなかったのではないかと不安になった。
(感激して色んな感情が湧き出て、言葉を失っていただけかもしれないのに)
現実に目の前に悩みが出現した時には、悩みは悩みではなくなっています。
現実に目の前にあるものですから悩んでいる暇はなく、それらの解決に向けて行動に移しているものなんです。
もう必死のパッチになっている状態ですよ。
例えば・・・・・
「車で事故をしたらどうしよう」ではなく「車で事故をしてしまった」状態です。
そんな時に「車で事故をしたらどうしよう」なんて悠長なことを考えている暇はありません。
けが人がいれば救急車を呼び、警察にも連絡をして対応しているはずですよね。
「殴られたならどうしよう」ではなく「殴られてしまった」状態です。
そんな時に「殴られたらどうしよう」なんて悠長なことを考えている暇はありません。
殴り返すか、助けを求めるか、走って逃げるなどの対応をしているはずです。
「お金が無くなったらどうしよう」ではなく「お金が無くなった」状態です。
そんな時に「お金が無くなったらどうしよう」なんて悠長なことを考えている暇はありません。
仕事を探すか、誰かに借りに行くか、お金を工面するために対応しているはずです。
でしょ?
ということで、人は現在、目の前にあることで悩んでいるのではなく、過去か未来の時空の異なる出来事に悩んでいるんです。
私はそれらのことを「脳内妄想劇場」と呼んでいます。
頭の中で脳内妄想劇場が繰り広げだすと、現実の自分を客観視することができなくなり、妄想に飲み込まれて負の感情から抜け出せなくなってしまいます。
そんな時には深呼吸をして冷静になって、妄想をしている自分に気づくことです。
気づいたなら、どんな感情があるのかを知りその感情に対して適切な行動を取ること。
適切な行動を取るために、その感情が生まれてくる理由を知ること。
それが大切なことなんです。
それらの方法はまたの機会に紹介していきます。
あなたは頭の中で脳内妄想劇場が繰り広げられていませんか?
あなたの悩みは現在・過去・未来のどこにありますか。
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp
RE:LIFEワークショップのご紹介
https://synergy-ark.com/relife/index.html