見出し画像

64.「引き下げの心理」とは?

こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。

あなたは劣等感を持っていますか?
劣等感は多かれ少なかれ、誰もが持っているものです。
あってもいい劣等感もありますからね。
それが成長につながることもあるからなんです。

ただ劣等感に飲み込まれると・・・・・
「引き下げの心理」が働いてしまうことがあるんです。
そんな気持ちになった時は要注意ですし、そういう気持ちの人とのつき合いは更に要注意なんですよ。

「引き下げの心理」とは相手を下げることで、自分が優位に立とうという心理です。

上司からアドバイスをもらった時に、本人ではなく周りの人に、
「言っていることは分かるけど、考え方が古いからな~!」
「現場のことが分かっていない考え方なんだよ~!」
などと言う人。

何かの賞を獲得した人のことを、本人ではなく周りの人に、
「あのレベルで賞を出すっていうのはどうかと思うけどな~!」
「あれは大した賞ではないからな~!」
などと言う人。

受講した研修の講師のことを、本人ではなく周りの人に、
「あれくらいの内容だったら俺でも話せるよ!」
「大した内容ではないよ!」
などと言う人。

かげで人を貶める様な発言の多い人は、劣等感の強い人なんですよ。
自分の劣等感が目立たない様に、相手を引き下げようと必死なんですね。

そういう人とのつき合いは考えた方がいいですし、あなたにはそんな人にはなってほしくないと思っているんですよ。
私も含めてね。

私は離婚の経験があるんですが、その時の原因の一つが仲の良かった友達である先輩の「引き下げの心理」があったんですよ。

その先輩は高校時代の友達で、仲が良くてよく一緒に遊んでいたんです。
ところが卒業後の環境が変わっていったんですね。
先輩は高卒で小さなシステム会社に就職したんです。
小さな会社だったので、年収もそんなに多くはなかったんです。
結婚をして子どもも生まれたんですが、家計のやりくりは大変だったみたいです。
だから、遊びに行くお金もあまりなかったんですね。

私は大学に行って学生生活をエンジョイし、新卒採用でアミューズメント企業に就職。
出世も早く、20代でエリアマネージャー的な役職になり、年収も先輩の2倍近くになっていたんです。
そのため、先輩と飲みに行った時は私が奢っていたんですよ。
「(お金は)ある方が出す!」を合言葉に、スナックやラウンジにも連れていってあげたことがあるんですね。

友達だと思っていたので、私は楽しく過ごしていたんですが・・・・・
先輩の心の中では「嫉妬心」が生まれ、それがどんどん大きくなっていったんですよ。
後で聞いた話なんですが、私のことを・・・・・
「なんであいつばっかりが上手いこといくんや!
 俺はこんなに苦労してるのに、あいつは何の苦労もせず遊び回りやがって!」
と言っていたんですよ。
私がどれくらいの努力をしていたかも知りもしないで・・・・・です。

飲みに行った時は、いつも私がおごっていたのに・・・・・(涙)

そして、先輩は奥さんに逃げられ、私の家にしょっちゅう遊びに来る様になっていったんですね。
かげではそんな悪口を言いながらですよ。
私は早出や遅出のあるシフト制だったので、帰りが深夜や朝方になることも多かったんですよ。
いつしか、私のいない時も家にいることも出てきて・・・・・
挙句の果てには、私の別れた妻に・・・・・
「あいつには愛人がおる!」
「一緒に飲みに行った店のホステスの〇〇〇というのがあいつの女や!」
「あいつの帰りが遅いのはその女と会ってるからや!」
「もう別れた方がいいぞ!」
みたいなことを言っていたんですよ。
後輩を離婚させようとしていたんですね。

まあ、別れた妻はその先輩の言っていることを信用してしまったんですよ。
そこから夫婦喧嘩が増えていき、結論的に離婚してしまったんです。
まあ、離婚の原因はそれだけではなく、お互いの言い分は他にもたくさんあるんですが・・・・・
そのあたりを詳細に説明すると、本が一冊くらいできそうなのでこの辺にしておきますね。

そんな先輩の「嫉妬心」から「引き下げの心理」が働き、私を不幸にすることで自分とのバランスを取ろうとしていたんですね。

よくよく自分の人生を振り返ると、人から妬まれ「引き下げの心理」を持たれることが多かったんですよ。
それについては、また明日お話ししますね。

「引き下げの心理」がある人は劣等感が強い!
それだけは覚えておいて下さいね。

あなたは「引き下げの心理」は発動していませんか?

気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp

RE:LIFEワークショップの紹介ページ
https://synergy-ark.com/relife/index.html

いいなと思ったら応援しよう!