40.「トラブルの原因になってしまう人生のシナリオ」とは?
こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。
生き辛さを生む勘違いしている観念があります。
何だと思いますか?
この観念を持っているがために、自分や周りを傷付けてしまうんですよ。
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それは外側にあるものを「自分のもの」だという思い込みです。
それを「所有しよう」という「人生のシナリオ」でもあります。
親と子の確執の原因になることも少なくないんですよ。
親が子どもの人生を「自分のもの」として捉え、子どもと子どもの人生をコントロールしようとする歪んだ愛になってしまうんです。
進学や就職、結婚の時などに、
「あなたのためを思って言っているのよ!」
「あなたはまだ世間を分かっていないから!」
なんて台詞を聞いたことはありませんか?
「子どものため」と言いながら、自分が心配したくないから・・・・・
自分が安心したいから・・・・・言っているんですよ。
子どものためではなくて「自分のため」なんですね。
これを心理学では「母子一体感」(依存のこと)と言います。
子どもと一心同体でいようとする感覚です。
子離れをしていない親なんですよね。
実は私の母は、私の人生を「母のもの」と無意識に思い込んでいる人でした。
そのため、母が幸せだと思うものを押し付けられていたんですよ。
価値観や望む人生を押し付けて来ていたんですね。
そのため、私の反抗期の反抗は強く、母親とも疎遠になってしまったんです。
まさしく親と子の確執です。
まあ、それも親の愛情だと受け容れられる様になったのは、40代後半になってからでした。
それまでは、ずっと嫌いでしたから・・・・・(汗)
話を戻しますね。
子どもの人生は「子どものもの」ですから。
アドバイスや経験談を伝えることはしても、子どもが人の道から外れることなく、本人の望む人生を歩ける様に支援するのが親の役割です。
きっちりと自分と相手の間にラインを引いて、一つの人格として俯瞰して見られること。
それを心理学で「離別感」(自立のこと)と言います。
子離れしている状態ですね。
会社の仕事を「自分のもの」として捉えている人もいます。
すべてを抱え込んで孤軍奮闘する経営者タイプがそうです。
そうではなくて、会社の仕事を「仲間たちのもの」として捉えている経営者もいます。
そういう経営者はチームで助け合いながら、相乗効果を発揮してみんなで会社を支えています。
家、お金、装飾品、食べ物、パートナー、命も・・・・・「自分のもの」という思い込みが「喪失感」を生み、不安や恐怖に飲み込まれていくんですよ。
「自分のもの」とはあの世に持っていけるものです。
「自分のもの」と思い込んでいるものは、ひと時だけ自分の手の中にあるだけのものなんですよ。
何もあの世に持っていけないものなんです。
命さえもあの世には持っていけませんからね。
この命も「自分のもの」ではないんです。
あの世に持っていけるものとは何でしょうか?
あの世に持っていけるものは・・・・・「魂」だけです。
「魂」だけが自分の所有物です。
それ以外のものは「自分のもの」ではないんですよ。
愛するパートナーもそうですよ。
パートナーを「自分のもの」だと勘違いしているから、腹が立ったり怒りが湧いてくるんです。
パートナーとの間に問題がある様なら、お互いにそのあたりを掘り下げていくべきかもしれませんね。
あなたは「自分のもの」だと思い込んでいるものはありませんか?
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
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