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62.「男性の解決脳と女性の共感脳」のちがいとは?

こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。

あなたの脳は「解決脳」ですか?
それとも「共感脳」ですか?

よく男性は「解決脳」で女性は「共感脳」だと言われます。
もちろん、きっちりと分けられるもんではありませんよ。
ざっくりと分けるとそんな感じだということです。
ただ、自分はどちらの傾向が強いのか?は知っておいた方がいいですよ。

それを知らないとコミュニケーショントラブルになる可能性が高くなってしまうんですよね。

男性は女性から話し掛けられると、その話に関して解決策やアドバイスをしてしまいがちなんです。
女性が「上司にこんなことを言われて腹が立ったわ!」と言うと・・・・・
「それはお前が悪いんじゃないか!」
「言い返せばいいじゃないか!」
「無視しておけよ!」
なんて返答してしまいがちなのが男性なんです。

そして女性は・・・・・
「なんで私が責められるのよ!」
「そんなのは分かっているわよ!」
「上から目線で何なの?」
みたいに感じてしまったりするんですよね。

女性はただ、「そんなこと言われたんだね!腹が立つよね!」と共感してほしかっただけなんです。

特に夫婦での会話では気をつけたいもんですよね。
妻が何となく今日の出来事を話しているだけなのに、夫はその問題の解決を迫られている様な気になってしまったり・・・・・

夫が解決策を出したことによって、妻はやらなければならないことが増えて不快に感じてしまったり・・・・・

私も経験があるんですよ。
勤め先での店長時代に、アルバイトの女性スタッフから話し掛けられたんですね。
内容はアルバイト同士の人間関係の問題や、それが原因で嫌な思いをしたという内容だったんですよ。

私はその問題を解決してほしいと相談されていると思って、「こうした方が良い!」などのアドバイスをしていたんです。
するとその女性スタッフは怒った様な表情になって、「もういいです!」とどこかへ行ってしまったんですよ。

その時の私は呆然としていたんですが、後でその理由が分かったんです。
彼女はただ話を聴いてほしかっただけだったんですよ。
「大変だね!」と言って欲しかっただけなんです。
それをあれやこれやとアドバイスなど、正しいことを話してしまったんですね。
だから彼女は怒ってどこかへ行ってしまったんですよ。

「共感脳」の女性は・・・・・こう思っているんです。

“ 私はあなたに解決策を求めていない
あなたにアドバイスをもらおうと思っているのでもない
ただ・・・
共感してほしかっただけ ”

そんな「解決脳」一辺倒だった私も、今はどちらかと言うと「共感脳」の傾向が強くなっているんですよ。

あなたはどちらの傾向が強いですか?

最後にこんな詩を紹介しますね。
【聞いて】という女性心理の詩です。

【聞いて】
私があなたに 聞いてと頼んだのに
あなたがアドバイスを口にしはじめると
あなたは私のお願いしたことをしていないの
私があなたに 聞いてと頼んだのに
あなたが 私がそんな気持ちになる必要はないと 説明しはじめると
あなたは 私の気持ちを踏みにじっているの
私があなたに 聞いてと頼んだのに
あなたが 私の問題を解決するために
何かしなければならないと思ってしまうと
あなたは 私を裏切るの
変に聞こえるかもしれないけど
聞いて!
私がお願いしているのは あなたが聞くこと
話すことでなく することでなく ただ
私の話に耳をかたむけて
それに私は 自分のことは自分でできるの
私は無力ではないんですもの
私は失望しているかもしれない
足元が安定していないかもしれない
でも、無力ではないのです
あなたが私に何かをしてくれて
それが私が自分でできることだったら
あなたは私の恐れと不全感を作っていくのです
でも あなたが それがどれほど理屈に合わなくても
私の感じていること 私が感じているという事実を受け入れると
私はあなたに理解させようとする努力をやめ
この理屈に合わない感情の背後には何があるのかを
理解する仕事に向かうことが出来るのです
だから どうぞ聞いて
私の話に 耳を貸してください
もし 話したくなったら 少し待って 自分の番まで・・・
そしたら私があなたの話を聴きますね

出典:ゴードン博士の人間関係をよくする本
トマス・ゴードン著 近藤千恵訳 大和書房

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