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自然環境の中で枯れ葉を自律的に回収し、熱電モジュールで発電して動く”地産地消”ロボット

勤め先の金沢工業大学には「物語の始まりへ」という全国10局ネットの長寿番組がある。関西での大学合同説明会に参加すると、「日曜日の番組よく観てますよ」という受験生の保護者も珍しくなく、正直うれしい。

テレビ放送のあと、バックナンバーは金沢工業大学のネットで配信している。

本日アップしたのはこちら↓↓

実環境の中で、AIが枯れ葉を認識しアームで自律的に回収。それらを燃焼させ、熱電モジュールで発電して動くという、エネルギーの地産地消かつカーボンニュートラルなロボットである。学生によると、生物に学んだそうだ。

だが、こうしたカーボンニュートラルとか脱炭素といった話題を高校生に行っても、実は大前提が理解されていないのでは?と感じてしまう。

「植物を燃やす→二酸化炭素が増える→環境に悪い」、つまり「二酸化炭素を出すことは環境に悪い」と思っている方が実に多いのである。だがこの論理を突き詰めると「呼吸をする人の存在自体が環境に悪い」となってしまう。

枯れ葉の炭素は、一体どこから来たのか?
そもそも私たちが吐く二酸化炭素は、一体どこから来たものなのか?

「なぜ?」「なぜ?」とサイエンスの原点を繰り返すのも、時には大切なことである。


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