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【AIと語らう】若手社員のチャット、何言ってるか分からない問題

最近、仕事で20代の若手と接する機会が増えています。 その中で、コミュニケーションの難しさを感じる場面が多々あります。 特に「文字でのやり取り」において、世代間のギャップを強く感じることがあります。

たとえば、仕事のチャット。 突然、個人チャットでこんなメッセージが送られてきます。


突然くる一言チャット「あれでよかったですか?」

私:「どういう意味?何のこと?」

何を指しているのかが分からず、戸惑うことがよくあります。 しかも、これは特定の個人ではなく、多くの若手社員に共通しているため、「もしかして世代間の違いなのでは?」と考えるようになりました。

LINEなどの短文コミュニケーションに慣れているからかもしれませんが、ビジネスの場では「意図や背景を伝えてもらわないと分からない」と伝え続けています。

そこでAIに相談してみた

そこで、AI(ChatGPT)に相談してみました。

私:「なぜ最近の若手社員のチャットは、意図や背景を伝えない文章が多いのですか?」

AIはいくつかの理由を提示してくれましたが、中でも特に刺さったのがこれです。

AI:「文脈共有の前提です。若手同士は、同じSNSやトレンドを共有しているため、細かい説明をしなくても“察する”ことができる環境にあります。たとえば『それな』の一言だけで共感が伝わるため、長々と説明する必要がなくなっています。」

なるほど……!
つまり、若手社員は「お互いに文脈を共有している」という前提で話しかけているのか!

では、どう対応すればいい?

AIは、若手社員の短文チャットへの対応方法として、次のアプローチを提案してくれました。

  1. 推測を交えて確認する

    • ×「どういう意味?」

    • ○「〇〇のことを言ってるのかな?」

  2. テンポを合わせるために短めのリアクションを使う

    • 例えば、簡単なスタンプや短い反応を返すことでスムーズなやり取りになる。

  3. 必要なら「説明があると助かる」と伝える

    • 「こういう背景も知りたいんだけど、教えてもらえる?」

若者のコミュニケーションスタイルは変化していても、意図がないわけではない。 単に「理解しやすい形」が世代によって変わっているのだと気づかされました。

若手は「察する力」が高い?

さらにAIにこんな質問をしてみました。

私:「今の若者は、昔の人に比べて“察する力”が高いと言えますか?」

AIの回答は衝撃的でした。

AI:「昔の人は対面コミュニケーションが中心だったため、表情・声のトーン・仕草などから相手の意図を察する能力が求められました。一方、現代の若者はSNSやチャットが主流で、短文や絵文字・スタンプなどを使ってコミュニケーションするため、『デジタル上の文脈』を察する力が発達していると言えます。」

なるほど!

私のような世代は、圧倒的に「対面」での経験が長い。 だから、「表情や空気を読む力」には自信がある。 しかし、今の若手は「デジタル上の行間を読む力」が磨かれているのかもしれない……。

AIの結論が胸に刺さる

AI:「昔の人が得意だった『対面での空気を読む察する力』は弱まっているかもしれませんが、若者は『デジタル文脈を察する力』を磨いているとも言えます。環境の変化に合わせて、『察する力の形』が変わっていると考えるのが適切でしょう。」

そ、そうかもしれない……。

確かに、私は対面ではかなりアバウトに話してしまうことがあります。 「空気を読んでほしい」と思うことも多い。 でも、デジタルのやり取りでは、若手の方が「空気を読めている」のかもしれない。

正直、今の若手には「コミュニケーション力が落ちている」と思っていました。 しかし、AIと話すことで、それは単なる世代間の違いだと気づかされました。

対面とデジタル、それぞれの世代で経験してきた時間が違う。
だからこそ、コミュニケーションのスタイルも変わってくる。

若手も年配も、お互いのスタイルの違いを意識しながら仕事をすると、もっとスムーズに進むのかもしれません。

……とはいえ、デジタルの行間を読むのは、やっぱり難しいです(笑)。

私と同じ世代のあなたも、似たような経験をしたことはありますか

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