しおり完成!「新・山野の鳥―野鳥観察ハンディ図鑑」
栞の作品発表の三人めは、マエダサキさん。
大好きな鳥への想いのつまった栞を作ってくれました。
下の内容は、zoomワークショップの完成報告会でのお話です。
参加した5名と企画したartist in(矢崎)でお話しました。
<テーマに選んだ本>
新・山野の鳥―野鳥観察ハンディ図鑑
イラスト 谷口高司
出版社 日本野鳥の会
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(マエダ)
とにもかくにも鳥への愛をぶつけたかったので、鳥の図鑑に鳥を刺繍した栞を作りました。立体で作るかもしれないとも言ってましたが、私はやっぱり刺繍が好きなので、結局、刺繍をしました。
見せた方が早いので、早速見せますね。
(みんな)
わーーかわいい
わあー
(マエダ)
これはアカゲラさんで、これはカワセミさんで、これはスズメです。
この野鳥の会のカチカチするやつをつけたいって話してたじゃないですか?
これは、文字盤をどうしても動かしたくて、こんな風に作りました。
文字盤に注目してみててください!
6、7、8、、、
(みんな)うわーー 動いてる!
(矢崎)
鳥の栞は全体はどういう作りになってるんですか?
(マエダ)
鳥の栞は、上にクリップをつけてるだけです。
家にクリップがあったから、これを使っていて、ここにチュンってひっつけてます。
(さぎ)
刺繍の鳥がすごい鳥らしいですね!
(マエダ)
ちなみにスズメは、冬のスズメを表現したかったんです。
冬のスズメはふわふわして丸いじゃないですか、なので、このお腹のところをふわふわと立体っぽくしています。丸いスズメです。
(矢崎)
その刺繍の鳥は何センチくらいですか?
(マエダ)
今、測ってみますね、2センチくらいです。
あと、ひとつ納得できてないところがあるんです。
ちょっと変態的な話になるんですど、、
鳥の図鑑だと、スズメの大きさを基準に描かれていることが多くて、それでいうと、この3つの栞の鳥のサイズ感はおかしいんですよ。
スズメを基準にすると、アカゲラも、カワセミももう少し大きんです。
でも、3つの鳥の大きさを実物と同じようにすると私的には違うなと思ったので、ここではサイズを揃えてるんです。それで、こうやってチュンチュンチュンってつけるようにしました。
(矢崎)
あえてサイズを揃えたってことなんですね?
(マエダ)
そうです。
(さぎ)
素材はフェルトですか?
(マエダ)
いや、刺繍してる布はペラペラの綿の生地に刺繍をしてます。刺繍したものの裏にフェルトみたいものに貼り付けてます。裏側は特に何にもないです。
(クロイシ)
クリップはどうやってつけてるんですか?
(マエダ)
クリップは生地の間に、挟んで貼り付けてあるだけですね。モール人形と同じじゃないですかね。
それで、これから見た鳥を少しずつ本のまわりに増やしていきたいと思ってます。
わさわさになる予定です。
(矢崎)
確かに、本の周りたくさんいる感じが賑やかで、かわいいですね。
(さぎ)
増えていくのが見てみたいです。
(矢崎)
普通の栞は本の上側から出るものが多いけど、本の横から栞が飛び出てる感じがいいですね。
(マエダ)
なんとなく、キツツキは、木にこういう感じで止まってることが多いから、今回は横から出させました。
(三村)
鳥への愛を本当に感じました。
(矢崎)
画面の横にチラッと見える巣箱みたいなのはなんですか?
(マエダ)
あ、これはたまたま昨日、別のところで鳥が好きな人と巣箱を作ってきたところで、今、ちょうど、栞を見せる台にちょうどよかったからここにあるだけなんです。巣箱を背景に、この栞があいますね。
今から、鳥たちは、巣を作る時期なんで、家にかけてみようかと思ってるんです。
(矢崎)
その巣箱の穴はどういう意味があるんですか?
(マエダ)
ここの穴は、ここから鳥が巣箱に入るんです。鳥の玄関です。
これ3cmで、穴によって狙うっていうか。ルアーでどんな魚を狙うかみたいに、穴のサイズによって、この巣箱に入ってくる鳥が変わるんです。
3cmだと、スズメとかシジュウカラが狙えて、その鳥たちようの大きさになるんです。ここから、出入りして、この中に巣を作って。
(矢崎)
意外と穴が小さいんですね!
巣箱と栞と鳥の本の世界観が合わさってすごくいいですね。
<profile>
buchi / マエダサキ
刺繍であそんでます
名古屋で刺繍教室してます
https://instagram.com/saki_buchi
ワークショップ企画 <artist in>
あたらしいワークショップの試みを記録中。吉祥寺にあるアトリエで手芸にまつわることを企画しています。しおりを自由に創作する今回のワークショップは、ゆるやかに今後も開催していく予定です。
https://www.instagram.com/shishucafe/