「資生堂パーラー 銀座本店ショップ」のユニフォームが生まれ変わります
資生堂パーラーは、スタッフが着用しているユニフォームは店舗の空間を構成するひとつの重要な要素として捉えています。
そして来る2024年12月1日、「資生堂パーラー 銀座本店ショップ」のユニフォームをリニューアルすることになりました。
リニューアルに先駆けて、今回のnoteでは新しいユニフォームのコンセプトやスタイリングについてご紹介します!
創業の地にふさわしいあり方を体現するユニフォーム
noteをご覧になっているみなさまはすでにご存知かもしれませんが、資生堂パーラーは1902年に日本初のソーダファウンテンとして東京・銀座の地に誕生しました。そして現在、創業の地には食と文化の情報発信基地として東京銀座資生堂ビルが建ち、その1階に銀座本店ショップは店舗を構えています。
2001年3月の東京銀座資生堂ビルのオープン以降、銀座本店ショップは他の店舗とは異なり、オリジナルのユニフォームを採用しています。旗艦店にふさわしいあり方を体現するひとつの要素として、時代に合わせて数年ごとにリニューアルを重ねてきました。そして今回、6年ぶりにユニフォームをリニューアルすることになったのです。
Jensによる現代的なスタイリングユニフォーム
ユニフォームのリニューアルにあたり、デザインを依頼したのはコンテンポラリードレスをコンセプトに、時間や場所、着用者によって変容するワードローブを提案しているブランドJens(イェンス)です。
リニューアルのポイントとして、旗艦店にふさわしいあり方を体現することに加えて性別や形式にとらわれずに着用できる、多様性のあるユニフォームにしたいという想いがありました。
そんな資生堂パーラーの想いと、Jensのブランドコンセプトが合致し、ユニフォームのリニューアルをすることになったのです。
新ユニフォームのコンセプト
「資生堂パーラーのルーツをリファレンスとして落とし込んだ、現代的なスタイリングユニフォーム」をコンセプトに打ち合わせを重ね、約1年の月日をかけてユニフォームのリニューアルを行ってきました。
銀座本店ショップは、資生堂の社名の由来である「万物資生 (すべてのものは大地から生まれる)」を感じさせるような大樹をイメージした内装で、生命力溢れる空間となっています。
その内装を軸として、 銀座本店ショップの空間要素と照らし合わせたカラーパレットが印象的なユニフォームに仕上がりました。
完成したユニフォームがこちら。
サロンには1900年代に制作された先染めのヴィンテージファブリックを採用。1902年に創業した資生堂パーラーのあゆみと重ね合わせ、古き良き銀座の空気感を反映させています。
また、各アイテムの随所に散りばめられた古き良き時代の銀幕映画・記録写真に収められた人々、クラシックなウェイトレス・ウェイターの服装から引用したディテールは、これまで重ねてきた資生堂パーラーの歴史やルーツを感じさせます。
性別や形式にとらわれない多様なスタイリング
今回のユニフォームは、ジャケット、プルオーバー、プルオーバードレス、パンツ、サロン、インナーの全6アイテムで構成されています。
各アイテムを組み合わせることで自由な着こなしができることも今回のリニューアルの特長であり、資生堂パーラーにとって初めての試みとなりました。
スタイリング例を少しだけ見ていきましょう!
まずはプルオーバーとパンツを合わせたシンプルなスタイリング。銀座本店ショップの内装を思わせるカラーがポイントです。
次に、プルオーバーワンピースにパンツ、サロンを合わせてジャケットを羽織ったスタイリング。ワンピースの裾は前後で長さが異なり、どちらを前にしても着用できるように仕立てられています。
サロンは、パンツやプルオーバードレスに合わせたり、ジャケットの上から巻いたり、紐を結ぶ位置を変えたりとスタイリングの楽しみ方も多岐にわたります。
また、ジャケットには着脱可能な紐がついており、ウエストマークとしてだけでなく、首に巻いたりと多様なスタイリングが楽しめます。
さらにインナーを合わせることで、プルオーバーやプルオーバーワンピースとの首元のレイヤードを楽しんだり、タイトシルエットで着用したりと着こなしの幅が広がります。
ここでご紹介したスタイリングはほんの一例。
Jensの組み合わせの自由さとアレンジ性を持つデザインによって、着用するスタッフの個性や魅力が引き出されるユニフォームとなりました。
ユニフォームとしての機能性
デザインはもちろんのこと、機能性にもこだわりました。
銀座本店ショップのスタッフは、お客さまへお渡しするお菓子を包装したり、生ケーキを冷蔵ケースから取り出したりと手元を使う場面が多くあります。
袖が作業の邪魔になることがないよう、プルオーバーの袖にはボタンが取り付けられており、ボタンを留めることでスッキリとしたシルエットに。
また、お手入れのしやすさや動きやすさをかなえるために、イージーケアで伸縮性のあるポリエステル100%の素材を採用。プリーツ加工が施されているため、上品さも兼ね備えています。
それぞれのアイテムには店頭での作業に必要となるペンなどを入れられるポケットがついていたり、試作段階で実際にスタッフが着用して動きやすさを確認したりと、細かな点までこだわりながら打ち合わせを重ねました。
ユニフォームのリニューアル秘話は、また別の機会にご紹介したいと思います。
2024年12月1日のリニューアルをお楽しみに
今回のnoteでは、銀座本店ショップの新ユニフォームのコンセプトやスタイリングについてご紹介しました。ご来店いただく際は、ディテールやスタッフの着こなしに注目していただけると嬉しいです。12月1日より、銀座本店ショップでお目にかかれることを楽しみにしております!
◆店舗情報
銀座本店ショップ
住所 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル1階
電話番号 03-3572-2147
営業時間 11:00~20:00
定休日 年末年始(2024年12月30日~2025年1月2日)
◆資生堂パーラー公式サイト・SNS
公式サイト https://parlour.shiseido.co.jp/
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