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資生堂パーラーのロングセラー『花椿ビスケット』が数量限定で“ピンクポップ”に!

資生堂パーラーは創業120年を超える歴史の中で、数多くのお菓子や料理を考案してきました。その中でも資生堂パーラーを代表するお菓子といえば『花椿ビスケット』です。
昭和初期から作り続けている素朴で優しい味のビスケットで、美味しさはもちろん、資生堂のアイデンティティーとして使用されている花椿マークを象った形状もこだわりのポイントです。

そんな『花椿ビスケット』ですが、特別なパッケージに身を包んだ限定缶が定期的に発売されていることをみなさまご存知でしょうか?

今回は2024年11月1日(金)発売の『花椿ビスケット24枚入限定缶 ピンクポップ』についてご紹介したいと思います!


服部一成氏デザインの『花椿ビスケット』限定缶が登場!

目を惹くような色鮮やかなピンクと、側面にほどこされたフレッシュなグリーンの「BISCUIT HANATSUBAKI」のタイポグラフィが印象的なデザインの限定缶


通常販売している『花椿ビスケット』は仲條正義*氏がデザイン
したものです。

仲條正義氏が手がけた『花椿ビスケット24枚入』

仲條氏が1990年に『花椿ビスケット』の缶をデザインした際、自らサンドペーパーで削りながら細かな形状を創り上げて、モックを制作したんだとか。
そんなこだわりの詰まった缶は、1990年の現在の缶仕様での発売以降、天面の花椿マークのエンボスはシンボルとしてそのまま継承されています。
2015年に『銀座アヴァンギャルド』をテーマに商品がリニューアルされた際には、缶の側面にストライプを採用し、現在に至ります。

今回の限定缶のデザインを手がけたのは仲條氏と生前親交が深かった服部一成**氏です。
服部氏が資生堂パーラーのパッケージデザインを手がけるのは、先日noteでもご紹介した2023年発売の新商品『花椿ショコラ&サブレ』に続き、2回目となります。


過去の『花椿ビスケット』限定缶を少しだけ振り返ってみよう

それでは、ここで直近の『花椿ビスケット』限定缶を振り返ってみましょう。

まだ記憶に新しい方も多いかと思いますが、昨年2023年にはクリスタルパープルの限定缶を発売。

紫色の持つ高貴で優雅なイメージはそのままに、輝く水晶のような煌めきをプラスしたデザインは、多くのお客さまにご好評の声をいただきました。

さらに、2022年にはわずかに緑がかった明るい青色の新橋色の限定缶を発売。新橋色とは、明治後期にハイカラな新橋芸者が青緑色の着物を好みそれが世間にも流行したことからその名がつけられました。

創業当時から現在に至るまで、新橋芸者とご縁がある資生堂パーラーにとって、新橋色は特別な色でもあります。
詳しいエピソードは下記の記事よりご覧いただけます!

過去に発売した『花椿ビスケット』限定缶はまだまだあるのですが、今回ご紹介するのはここまで。
今後のnoteでご紹介することがあるかもしれません……!
気になった方はぜひ調べてみてくださいね。


カフェやバーでもピンクポップのメニューが楽しめる!

『花椿ビスケット』のようなお菓子以外にも、西洋料理を提供するレストランや旬のフルーツを使ったパフェなどが楽しめるカフェなどの事業を運営していることも資生堂パーラーの特長です。

今回は、資生堂パーラー全体で“ピンクポップ”な気分をお楽しみいただけるよう、今回の限定缶に合わせたメニューをご用意しました。

まず1つ目のメニューは「銀座本店サロン・ド・カフェ」の『“ピンクポップ”のアイスクリームソーダ』

『“ピンクポップ”のアイスクリームソーダ』1,300円

『アイスクリームソーダ』と言えば、ソーダファウンテンから始まった資生堂パーラーの歴史を語る上で欠かせない一品。11月だけしか味わえない、“ピンクポップ”に染まった『アイスクリームソーダ』をお楽しみください!

2つ目のメニューは「BAR S」の『ピンクポップ フィズ』

『ピンクポップ フィズ』2,000円

爽やかな味わいの中に、まろやかな甘さとグレープフルーツのやさしい酸味が感じられる、心躍るピンクでポップなフィズです。

『花椿ビスケット限定缶24枚入 ピンクポップ』は11月1日(金)発売!

華やかなピンクの『花椿ビスケット24枚入限定缶 ピンクポップ』がいよいよ発売。
『花椿ショコラ&サブレ』『“ピンクポップ”のアイスクリームソーダ』『ピンクポップ フィズ』と一緒にぜひお楽しみください!

* 文中敬称略
仲條正義(なかじょう まさよし、1933年-2021年)東京生まれ。1956年東京藝術大学美術学部図案科卒業。同年、資生堂宣伝部に入社。1960年よりフリーとなり、翌年、株式会社仲條デザイン事務所を設立した。1968年から2008年まで40年以上にわたって資生堂企業文化誌『花椿』のアートディレクターを務め、1990年に資生堂パーラーのロゴタイプおよびパッケージデザインを一新。東京銀座資生堂ビルのロゴおよびサインなど資生堂パーラーのデザインに深くかかわる。

** 文中敬称略
服部一成(はっとり かずなり、1964年-)
東京生まれ。1988年東京芸術大学美術学部デザイン科卒。同年ライトパブリシテイ入社。2001年よりフリーランスのアートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動。おもな仕事に「キユーピーハーフ」などの広告キャンペーン、「流行通信」誌リニューアルのアートディレクション、旺文社「LEXIS英和辞典」などの書籍デザインほか。東京ADC賞(1999、2000、2001)、東京ADC会員賞(2003)、亀倉雄策賞(2004)などを受賞。

仲條正義氏が手がけた1990年のブランドリニューアルの際のエピソードを下記リンクよりお読みいただけます!

◆資生堂パーラー公式サイト・SNS

公式サイト https://parlour.shiseido.co.jp/
Instagram https://www.instagram.com/shiseido_parlour/
X(旧Twitter) https://twitter.com/shiseidoparlour
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