ぱたぱた歩き?ころころ歩き?【膝の痛み】
ぺたぺた
こつこつ
ぱたぱた
たったっ
ぐいっぐい
すっすっ
歩く時の足の接地音としてこんな音が使われますが、姿勢治療家としては”ころころ”という転がるような音を推したいです。
足には片方26の骨があります。
解剖学的な区分は…
前足骨は14本の趾骨(母趾2本、他四趾3本ずつ)→足先あたり
中足骨は5本の骨→足の甲あたり
足根骨は7個の骨(内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、舟状骨、立方骨、踵骨、距骨)→かかとあたり
歩行などの動作はこれらの26の骨が関節し、動作することで可能になります。
ぱたぱた
あまり好ましくない音が”ぱたぱた”。
この音は足部の可動域、筋力ともに低下しているサインです。
歩行時にかかとを着いた後につま先が落ちるように接地すると、”ぱた”と鳴ります。足部のそれぞれの可動域が低下し、足全体が1つの骨のようになっており、かつ、足部の筋力が低下し、上げたつま先は保持できないと起こります。
足が四角い箱になっているイメージ
ころころ
足部の可動域、筋力ともに適度に動いている状態です。
歩行時にかかとを着いてから、順番に後足部→中足部→前足部と接地し、離地していきます。足部のそれぞれの可動域が適切な状態だと、順々に接地し、離地することが可能になります。
足が半円になっているイメージ
”ぱたぱた”歩きでは、足部の関節、足首(足関節)などの可動域が低下している為、膝関節に負担をかけている場合があります。膝に痛みを感じる場合、この”ぱたぱた”歩きになっているかもしれません。足をどのように使っているかに意識を向けてみましょう^^