手をパーに出来ますか?【手の痛み・腱鞘炎】
”カラダを痛めるのはその部位の使い過ぎ”と常々お伝えしていますが、仕事や家事などで日常的に手を使い過ぎている方々は、このような訴えで来院されます。
「マウスを使っていて、手が痛くなっちゃいました。」
「抱っこで手がだる重くて…。」
「朝に手の強張りを感じるんです。」
「手が痛くて洗濯ばさみが開けなくて…。」
「フライパン持つのが痛くて、料理が楽しくないんです。」
「ペットボトルのキャップが開けられないんです。」
「革製品を作る時に、穴をあける作業が辛いんです。」
このような方々は日頃から”握る”動作が圧倒的に多くなっています。
・マウスを握る
・洗濯ばさみを握る
・フライパンを握る
・菱ギリを握る
・子供を抱っこする
*抱っこは手を”握る”筋肉に伸展ストレスをかけます。
逆にしなくなっている動作が”パー”。
手を開く動きです。
”握る”が多い方は”パー”が出来なくなっている場合が多々あります。
・母指と示指の間が20度程度しか開かない
・示指と中指の間が5度程度しか開かない
と言うように、指と指の間が開かなくなってしまいます。
ご自分の手の指はいかがですか???
母指と示指の間は90度程度開けますか?
示指と中指の間は30度程度開けますか?
開けない場合、手の痛みや怠さなどを感じる可能性があります。
将来的に手を痛めないために、お風呂で手を温めた後に、手を”パー”にするなど、手指を開く練習をしてみましょう。少しずつ指が動かしやすくなるのを感じられると思います。
もちろん、上記の訴えを軽減させるためには、”握る”動作を減らすことも大切です。これを機に、どの動作が手に負担をかけているかも確かめてみましょう^^