見出し画像

我立文字(がりゅうもんじ)

愛を前にして
あらゆる全ては敵いません

それは
愛を前にするものもまた
愛であるからです

愛を前にしたところで
愛は既に叶っているのです


🥕🍎🥕🥦🥕🥔🥕🍌🥕🍠🥕🫑🥕🍍


朝の通勤途中、
歩きながら
まだ暗がりの流れゆく景色を眺める

光によって映し出された景色にある個々の違い


柑橘のたわわになる樹
鈍く光るアスファルトの道路
素知らぬ顔の電信柱
儚くもずっと在る夜空の星々
帯黄白色した天の月
風のない冷たい師走の空氣


他者をパラレル・セルフ(平行次元の自分)と
僕は位置付けていたけれど、
なんだ
概念的過去も未來もなく
概念的パラレルもなく
違いのように見えるもの
全てが全て僕だったではないか

この現実全てが僕なんだ

光も闇も
善も悪も
幸も不幸も
何もなく
ただそこに在る自分

この體が自分ではなく
この世界が
この宇宙が
ただの僕としてここに在ったんだ

光によって視認できる違い
というのは
自分の足と手の違い
とか
自分のおでこと鼻の違い
とか
そんな大きな違いに見える
ただの僕の體なんだ

足が好きで手が嫌い
とか
おでこが善で鼻が悪
なんてことはまるでない

お腹が幸せだとしても
背中が不幸であるならば、
僕は全力で“背中を押す“だろう

幸せとは
あらゆる自分の“背中を押すこと“

あらゆる自分と共に幸せで在ること

それが喜ばしく思える
樂しく快適な人生なんだなぁ


そのように思いながら
モノレールという自分に乗って
自分たちに囲まれて
流れる自分の景色を眺め
今日も心の笑顔で出勤するのです


🥕🍎🥕🥦🥕🥔🥕🍌🥕🍠🥕🫑🥕🍍


愛を前にして
あらゆる全ては敵いません

それは
愛を前にするものもまた
愛であるからです

愛を前にしたところで
愛は既に叶っているのです


祭統 白宇
SHIR㊉W

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集