いつか行きたいヨーロッパ百名城ロシア編No.98カザンのクレムリン
ドブラエ・ウートラ(おはようございます)
いよいよラストの35ヶ国目突入しました
ここはタタールで現存する唯一の要塞であり、重要な巡礼の地でもある場所です
ライトアップが施され、夜景が綺麗なスポットですね
『クレムリン』とは、ロシア語で『要塞』『城塞』『城』を意味する指すそうです
カザンのクレムリンはモスクと聖堂が並び立ち、イスラム教とロシア正教とが共存している特異な存在です
まずは、ロシア屈指の大きさを誇るイスラム建築"クル=シャーリフ・モスク"
続いてロシア正教会
"ブラゴヴェシェンスキー大聖堂"
西欧とは異なり、建設資材としてレンガではなく、この地方特産の砂岩を用いているところが特徴です
❶❷スパスカヤ塔
近くにあったスパースキイ修道院に由来
城壁の南側に位置し、現在、通用門になっています
❸❹スュユンビケ塔
この建物だけ他の白壁のクレムリンとは違いレンガ造りの謎多き建物
ちなみに名称はこの塔から身を投げて亡くなった最後のカザン・ハーン妃の名前に由来するとか
15世紀、チンギス・ハンの末裔がカザン・ハンを建国
その際、タタール式の城塞を建設したのがこの街の始まりです
しかし、16世紀、ロシアのイワン雷帝が15万の大軍で包囲
カザンは陥落し、その跡地にクレムリンが建造されました
紆余曲折を経て、現在は年間20万以上来場する観光スポットとなっています