方言は残すべき文化 〜方言を使ったデザイン例
こんにちは、ローカルデザイナー@京都・南山城村の奥西しろです。
関東で生まれ育ち、バリバリ標準語の私にとって、方言は憧れの塊!今では関西人の夫と結婚し、関西歴も13年。エセ関西弁は喋れるようになりました笑。(4歳の娘はネイティブ関西弁を喋ってますw)
ですが、標準語が浸透しつつある今、方言は消滅の一途を辿るのではないかと危惧しています。
特に地方は、その集落ごとに違う方言を喋ります。単に関西弁、南山城村弁とは一言では言い表せません。
特に私の拠点、南山城村は京都の南東端にあり、三重・滋賀・奈良との県境です。京都弁よりも奈良の大和言葉、三重の伊賀弁に近く、集落ごとの歴史もそれぞれ。文化も方言も異なるのです。
今回は方言にまつわるデザイン作品と共に、方言の伝え方をご紹介します。
SNSと書き溜めたメモで作った方言辞典
これは2019年に作った方言辞典。わたしのマチオモイ帖展という、日本各地のクリエイターが自分の好きな地域をテーマに作品を作り、発表する場に出展しました。
デザインは左ページに方言を、めくった右ページに答えが書いてあるクイズ形式に。
製本はハンドメイド。ハードカバー仕立てで、辞書風にインデックスもつけました。
中に収められた方言は40以上。72ページにもなりました。
日々のやりとりの中で教えてもらった方言を携帯のメモに書き留めたり、Facebookで呼びかけたら、わざわざ家族に聞いてまで教えてくれた方言も。想像以上に集まったんです。
この方言辞典はあくまで展示会に出すために、3冊しか作っていませんが、移住者に移住記念にプレゼントする、なんて試みがあったら喜ばれそうですね。
方言は使うから残る〜LINEスタンプの例
もう一つ、方言を使ったデザイン例を。
こちらはLINEスタンプ!イラストは消しゴムハンコで作りました。
○販売ページはこちら→ [京都・南山城村のむらむらスタンプ]
https://line.me/S/sticker/1403644/?lang=ja&utm_source=gnsh_stickerDetail
○方言、スタンプの解説→ https://tamago-travel.com/blog/?p=1095
方言や、地域ならではの文化を盛り込んでいます。
方言に限らず、文化や工芸、歴史があるものは使わなければ根付きません。使うから引き継がれていけるのです。
ありがたいことに、想像以上の村人にこのLINEスタンプは使って頂いている模様。
このスタンプが、ちょっとした会話の糸口や、村愛を思い出すきっかけ、方言を使う機会になれば嬉しいです^ - ^