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普段の日

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靴づくり以外の奈良での日常をたんたんと。 周りにいる協力してくれる仲間たち、 大阪の靴教室で講師をしていたときの話しなど。
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#大阪

産業革命より260年あまり

イギリスで産業革命が起こったのは1760年代。 今では、あらゆるものの機械化が進み、 人間より…

職人ひとりひとりのドラマ

私がお世話になっている教室以外にも、 大阪には様々な靴の教室、学校があります。 その中のひ…

根っからの仕事人と弟子

根っからの仕事人であるお師匠さんは 仕事が少ない方が調子が出ません。 のんびりという言葉…

講師となっても、試験はやっぱり苦手です。

授業の中断期間は、 いつ再開されるかとヤキモキしていましたが、 再開されると早いもので、8…

首の痛みも、心地く感じられるから不思議です。

本日の底加工の修行は、底に靴のサイズの箔押し。 ある程度の数を一度にこなさないと覚えられ…

残りわずかな時間は、お爺ちゃん気分で見守ります。

連休明け久しぶりの授業。 学生と顔を合わせるのはちょうど1週間ぶり。 リフレッシュされた顔…

うちの師匠はせっかちで、話し好き。

うちの師匠はせっかち。 私の練習になるからと残してくれている作業も 私がモタモタしていると、師匠自らやってしまいます。 うちの師匠は話し好き。 ふたりで出かけた際には 話しに夢中になり過ぎて目的のお店を通りすぎることも。 うちの師匠はせっかちで話し好き。 多分今日も、 私のために残してくれていた作業。 お話しながらすらすらと作業を進め、 私がふむふむと相づちを打っているうちに終わってしまった。 うちの師匠は、作業スピードが尋常ではありません。 ◀︎◀︎ 前回の記事 

悩ましいけど真剣そのもの。ミシンを踏む学生と一緒の顔に。

学生が真剣に縫製の練習をしている間 講師がぼけっとしている訳にはいきません。 その時間を利…

きれいな姿で主役の帰還を待つとしますか。

2回目のインターン期間も始まり、元々少ない学生も半分に。 特に会話をするでもなく、学生の…

お隣さまの靴教室「シューネクスト」の好青年。

めんどくさがりの自分が 一針一針と手縫いで靴底を付けることは、 想像できないからこそ ハン…

師匠の段取り力と計画性には、いつも感服しっぱなしです。

靴底加工の仕事は 靴の工場と私たちのような個人で靴を作る工房と 大小両方からの仕事を受けて…

ミシンはせめて、心を込めて磨きます。

教室にあるミシンと漉き機。 漉き機のほうが構造は簡単で、 最近は特にメンテナンスすることに…

師匠の域には「次元を超える」意識が必要あり。

お盆明け、久しぶりのお師匠は少しふっくら。 だいぶヒマを持て余していたご様子。 とは言え、…

生産数よ、いつでも戻ってきやがれっ。爪は研いでる。

靴に限らずアパレルの生産数はコロナの影響で下がったまま。 当然、底加工の注文も減っています。 しかし、そんな時も師匠はただ漫然とは過ごしません。 作業のやり方を変え今まで以上の、効率化と品質の安定を模索し 自身の爪を研ぐことに余念がありません。 仕事にたずさわってこられた40年以上の日々ずっと 改善を続けてこられたのだろうな。 一緒に作業していると、ものを置く場所、向きのひとつひとつに意味があり その説明を聞くたび、感じていたことではあったのですが 今日も改めて感じま