ひたすら先送り

これ↓、12/17のツイートです。

オミクロン判明後、日本政府は珍しくすぐ入国制限を強化しましたが、やっぱりじわじわ侵入してきそうです。オミクロンの増殖スピードはデルタ株の70倍だそうで↓、デルタ株も相当蔓延したんで「70倍」って相当凄そうだな、ぐらいにしか正直わからないのですが。

となると、少しでも市中感染が起きれば欧州のように感染者が大量発生するのは時間の問題だろうなぁと思います(また海外に行けるのは当分先になりそうですね。来年も無理かなぁ…😭)。
そんな中、現職含めて多くの日本企業は満員電車の「強制出社」だけは是が非でもやめないようです。もはや狂気の沙汰としか思えません。

しかも現職のオフィスは(少なくとも筆者には)空調、雑音、照明、全てが自宅より劣悪、少なくとも「仕事のアウトプット」に限れば、そんな場所へわざわざ時間とお金をかけて出社するメリットは(交通費を負担する会社側含めて)一切皆無です。筆者も肉体的・精神的に無駄に疲労がたまり、生産性が余計落ちるだけです。

現職で3月に感染者が絶賛発生中のオフィスへ「強制出社」させられ続けたのは11/2に書いた通りです↓。

当時、労使の意見交換の場で質問をしたら「クラスターは出ていないので出社可能と判断した」との回答でしたが(回答者は11月に「勤務地の決定は会社の専権事項」と宣ったお方です)、「そんな場所へ出社させられる社員がどう思うか」なんて発想は全く皆無。想像力もゼロ、まさに思考停止。

そもそも、社内や社員の不満や困りごとにすらマトモに向き合わない会社が「ソリューション事業」とか、もはや悪い冗談とか思えません。でもそんな「当たり前」が通用しないのが昭和の日本企業のようです。

コロナ対策に限らず、筆者が最近ほぼ一人で立案している経済安全保障(社内で他に誰も立案できない)、現職含めて大半の日本企業が上っ面だけで「ウォッシング」なSDGs(特にD&I)や「働き方改革」… 全てが惰性で流れてしまい、変化は先送り。そして実際に降りかかってから大慌てで人海戦術&末端の犠牲で乗り切るか、手遅れで沈んでいくか。

上司を含めて定年間近なおじさん達は「ここはそういう日本の会社だから」が口癖ですが、きっと「(退職金と年金で)自分達は逃げ切れる」とタカを括ってるのでしょう(インフレで生活直撃されるのは年金生活者なのですが)。
リモートワークの普及もあって世界中で人材の争奪戦と化す中、「働き方改革」もSDGsも「建前と本音」で乗り切ろうという会社が敬遠されるのは目に見えていますし、実際どんどん人が流出しています↓。

変わらないといけないのが明らかなのに変われない、多分変わらないといけないことすら気づけない、内輪の「場の空気」は必死で読むのに、世界の大局は全く見えていない。カエサルのいう「自分が見たいと欲する現実しか見ようとしない」のかもしれませんが。

どちらにしても筆者にはそんな「見たくない現実」が全部見えてしまったので、前倒しで行動を起こしています。そういいつつ実績のない口ばっかりの時期がずーっと続いていますが、今週の二次・三次面接、なんとか通過したいです。

#業界あるある

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