SDGsと「昭和」
転職活動をしつつ、現職にいる間は少しでも実績を出そうと色々工夫していますが、今回はそんなことを書きます。
今の筆者はある意味仕事をゲーム感覚で見ています。手持ちの武器や防具(スキルや知識)、周りの人やルールをフル活用して目的を達成するとこがRPGに近いかもなぁと思っています。そしてそのゲームの作戦が「いのちだいじに」です。
これは復職以降、自分の中で絶対優先です。そのためにはちゃんとした食事の時間や経済力、筋トレや睡眠時間を確保できることは現職でも転職先でも譲る気は一切ありません。現職でも理不尽な暴言には即座に反論・抗議していますし、10/25に書いた「上に羽織るものは地味なものに限る。柄物は不可」という謎の通達が予想通り今週回ってきたので、「そんな中学の風紀委員みたいなルールに意味はありますか?社員が余計に指示待ちの思考停止人間になるだけです。社是にも反しています」と返信したところ、見直し版を出しますとの回答が翌日ありました。
他にも現職はそんな昭和な「謎ルール」が無数に存在します。ちなみにこの服装規定も毎年恒例ですが、先代の社長(創業者二代目)はしっかり派手な上着を来ていて一切お咎めなしでした。また7年前には当時の総務課長が「(←この先代の)社長から見えるからラジオ体操をもっと快活にやってくれ」と上司経由で文句をつけてきたことも。他にも多分その先代社長の思い付きだったのでしょうが、屋外の広場でラジオ体操をやり始め、さらにはその総務課長から「人数が少ないので曜日別に部門を割り振った」とバカ丸出しのメールが回ってきて、当時SNSに「キチ○イ!」と書き込んだのを覚えています。
ちなみにその先代社長は「独身者は管理職に向かない」「教育勅語は良かった」などの迷言を繰り返し、まるでこの⬇の記事そのままの世界。
もっと昔は職場で飲食をしたら「お前は神聖な職場で何を考えてるんだ!」と上司が怒鳴る、色付きのワイシャツを着ていくと「メーカーは白だ!」と文句を付けられる… そんな意味不明のオンパレードだったそうです。
休職前はそんな理不尽だらけの昭和な環境にストレスと不満の塊と化しながら耐えていました。それが復職後の今は本音と正論全開。そんなタイミングでちょうどよく化石同然の先代社長も去りました。
そんな今日の午後、ちょうど創業者の言葉を紹介する書き込みを誰かが社内SNSにUPしました。そこですかさずそれを「全面『肯定』(というより創業の理念を令和風にアレンジ&発展解釈)」しつつ「原点に返るべき」と返信を書き込みました。敢えて古い理念を否定せず「肯定」したのは、その方が社内ですんなり受け入れられると考えたからです。想定通り、2時間足らずで数件のポジティブなリアクションが付いていました。
現職も創業時の中小企業が今の大企業になったのだから、少なくともその当時としてはそれなりの理念ややり方があったのでしょう。それが形骸化したり、今の時代に合わせて進化してこなかったのが、現職含めて日本企業が30年停滞している原因だと思っています。
そもそも今の「伝統」はずっと昔からあるわけではなくて、時代の中で変遷を続けてきた結果です。それが時代に合わせて進化できず惰性で流れたり、或いは目的と手段がごっちゃになってしまったのが今の状態でしょう。
筆者は8月にCSRエキスパートという民間資格を取りましたが、その中では「昔の創業の精神をそのままではなく、必要に応じて現代駅に解釈し直すことも大事」のような説明がありました。復職時にSDGs推進部門への異動希望を出して潰され、逆に目的不明な転勤を予告されたのがちょうど1年前でした。ただ、「別に異動が叶わなくても今の部門から社内にドンドン発信して影響力を拡大していけばいいかも?」とも今は思っています。