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学年誌「小学一年生」は〜なんと100年生
現在(いま)は
1年があっという間に
過ぎ去る
年が明けたばかりで
今年はあと364日だね…と
言われたとしても
そうだねと
素直に頷くくらい
時の流れが
早い
でも
小学校1年の頃は
違っていた
その頃は
1日はあっという間に過ぎ去る
それなのに
1か月や1年は
遠い遠い先で
まったく
途方に暮れるほどだった
月刊誌「小学一年生」が
本屋さんから届くと
(昔?は月刊誌や
父が購読していた「小説現代」などは
本屋さんがバイクで
自宅に配達されていた)
急いで紐を解き
表紙を開き
連載ものを見て
付録を組み立て終わると
もう
来月号が来ることを
待つ日々が始まる
その日が訪れるのは
果てしなく遠い
待てども待てども
来ない…という感じ
1か月先のその日は
なかなか
来ないのだ
その「小学一年生」は
なんと
今年で100年生…とのこと
私は
その100年の中の
どこかの
1年間で
1か月毎に
「まだかな…まだかな…」と
なかなか進まない時計を
眺めているような…そんな日々を
過ごしていたのだろう
現在(いま)はどうだろう
今か今かと
待ち望んでいるものが
なにか
あるだろうか
現在(いま)は
待つことなく
待たなくとも
待っていないものでも
スッと
目の前に現れる気がする
昔が懐かしい
「待つこと」が
とても大変だったあの小さい私に
「未来」はすぐ来るよと
教えてあげたい