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noteの📒ノート…誰もが主人公(3)

前のお話はこちらを見ていただけたら幸いです

もう何冊目かの出会い
自分の想いと悔いを
ノートとペンに託して
書き続ける
遠い日のいつか
笑って
開ける時が
きっと来る

トップ画面の
TINYCANDYやHOBBYのノートは
大切に大切に
1ページ1ページごとに
丁寧な文字で
いろんなことを
綴っている

それは
小学生の頃なので
内容は
今見ると
クスッとか
アハハとか
笑えるものばかり

〇〇ちゃんが
△△ちゃんのことを嫌いみたい
2人が喧嘩して
私に
「あなたはどっちの味方?!」と
聞かれたら…どうしよう

今日のお母さんは
なんだかご機嫌が悪かった
どこか具合が悪いのかな?
でも
お母さんは
病気をしない人なのだから
どうしたのかな?


漢字の書き取りテストで
一つ✕があったけれど
絶対私は間違ってない
先生の方が
間違ってるはず
明日
やっぱり…言ってみよう
でも
最後の一画がはらってない…とか
言われるかもしれないけれど
言ってみるぞ

今日も
給食が食べられなくて
5時間目まで
食器と
にらめっこしてた
私は
どうして
給食食べられないのかな
どうして
みんなは
一番好きな科目は「給食」…なんて
笑って言えるのかな
(この頃は…感覚過敏なんて知る由もなく)
は〜明日の給食…何かな?


今日は
ピアノの先生に褒められた
めずらしい
いつも
同じところを2回間違えると
ピシャっと
手をぶたれるのに
今日は
指使いも
上手くいったもんね
レッスンの最後の歌も
楽しく歌えてよかった


冊を重ね
ページをめくり続けると
そんな他愛のない話から
(その頃は一生懸命で必死)
少しずつ
なんだか
内容が「哲学」的になってくる

私が
「命」のことを
初めて語っているのは
10歳の時

その素直さが
愛しい
その想いが
切ない
「大丈夫だよ」と
抱きしめたい

まだ
笑って開ける時…では
なかったかもしれない