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知っておくと便利な組織の階層ピラミッド
毎年、新入社員に説明している組織の階層ピラミッドをご紹介します。
組織の階層ピラミッドは、企業や組織が効率的に運営されるために使用される一般的なモデルです。
このピラミッドは会社運営を行う経営層、管理職のシニア層、担当ミッションのミドル層、そして個人ミッションのボトム層の4つの主要な階層に分かれています。
自身の立ち位置がどこなのか、求められるスキルは何なのか参考になれば幸いです。
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ここでは4つの層の役割や求められるスキルについて説明していきます。
経営層
最上位に位置するのが経営陣で、会社や組織の戦略的な目標を策定し、方針を決定する役割を担います。
会社を運営していくためにも必要なスキルは多岐にわたり、創造性や企画力などの戦略的思考能力や方針決定のための意思決定能力が求められます。
<求められる主なスキル>
戦略的思考能力、リーダーシップ、ビジネス経験、意思決定能力、交渉能力
シニア層
シニア層には部長や課長と言った管理職が当てはまります。部署やチームを監督し、経営陣の方針を具現化するために具体的な行動計画を立てます。
そのためにも、プロジェクトを成功に導くためのプロジェクト管理能力や、チーム力を向上させるためのコミュニケーション能力など、周りへ影響を及ぼし組織をけん引する能力が求められます。
<求められる主なスキル>
組織能力、コミュニケーション能力、プロジェクト管理能力、リーダーシップ
ミドル層
ミドル層は実際の業務を担当します。係長やリーダークラスの社員が担い、会社や組織の目標を達成するために必要なタスクを実行します。
業務を遂行するために、業務知識や技術スキルだけでなく行動力が必要となり、問題解決などの結果が求められます。
また、シニア層とボトム層の調整役としてコミュニケーション能力や協調性が求められます。
<求められる主なスキル>
業務知識、技術スキル、問題解決能力、コミュニケーション能力、協調性
ボトム層
ボトム層は新入社員や契約社員、派遣社員などが該当し、個人に与えられた業務を確実に遂行します。
与えられたタスクを確実にかつ効率的に遂行することが求められ、そのための業務知識が必要になります。
また、組織の一員として働くうえでコミュニケーション能力や協調性が重要になります。
<求められる主なスキル>
業務知識、確実性、効率性、コミュニケーション能力、協調性
目標管理の大切さ
日々の業務を遂行する上で役割が明確になっていても、目標がないと継続的に達成することが困難になります。
会社は未来構想を掲げます。そして、具体的な事業の計画をおこします。その事業計画にあわせて部署の目標がたてられて、個人の目標へと落とし込まれていきます。
未来構想 > 事業計画 > 部署目標 > 個人目標
「今やっている自分の業務が会社にとってどう影響を与えるのか」を理解し、個人の目標を設定しましょう。
まとめ
このような階層ピラミッドは、組織内のコミュニケーション、責任、および決定権を明確にすることで、効率的な運営を促進します。
日頃から組織構造を意識することで、ただの作業とならず、価値を生み出す仕事として業務を遂行することができます。
ただし、このモデルは必ずしもすべての企業や組織に適しているわけではなく、特定の業界や文化に応じて調整する必要がありますので、まずは組織構造に目を向けるようにしましょう。