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白水ま衣
2022年9月14日 22:50
そこに木があるから静かだったこと 集計を終え外を見遣れば振り向くとき人は不安な顔をする 靴をきちんと履いているのにダルムとは猿の脳味噌だと信じた数分のありわれの一生(ひとよ)に片手を上げて別れるくらいがちょうどいい 互いの書いた詩を読んだ日は戦果という言葉があること 夕方の八百屋で何も買うものがない花束を抱くのは赤子を抱くのにも似ていてあおぞらよりも怖いよよく見れば