クレームと青白い怒りと その2

さてさてかなりの人気記事の続編。今振り返るとなかなか面白い体験をさせてもらったなと思う。それこそ相談とかクレームとかってなかなか正面切って向き合うことは少ない。もちろん管理職はあるわけだけれど………それを準社員の頃から（ちなみに途中で働きが認められ社員登用された。こちらも後日記事にしたい）やれたのは財産だ

PCサポートと言うからにはもちろん相談とか困り事のほうが多い。その大半がうっかり、とかのお客さんのミスが圧倒的多数なのだが………そんな中で一番ビックリしたのは、出張で向かった「PCが動かない」というケース。出張費とります！という話だったのだがぜひ来て欲しいとの事。で行ってみたら…………

コンセントが入ってない！

普通これから入れるよね？
まさかまさかの事態にお金もらうのも躊躇われた
でも約束だから………

………いやぁ、そりゃ動くわけないよなぁ………てか家電製品のほとんどはコンセント刺すでしょ。忘れる？それ。さすがに呆れてしまったのをよく覚えてる

他もイージーミスは数多い。それでいてクレームになったりするんだから困りものだ。プリンター初期不良だ！と怒られて行ってみたらカートリッジがきちんと入ってなかったとか（ひどく怒ってたのが一転平身低頭になった）………まあそんな話がたくさんある。XDメモリーカード（そんなのが昔あったのだ）を変なとこに突き刺して抜けなくなったとか（クレームではなかったが）…………

さてさて問題はクレームだ。これはどうやってもゼロにはできない。初期不良だのなんだのまで入ってくるからだ。それは平身低頭謝る他ない。なんといっても初期不良は家電製品に付き物だ。交換対応が普通だが、まぁ是非怒らずにいてもらえたら嬉しい。店もわざとじゃないわけだし………

問題は店員がやらかしたケースだ。これは人の問題なので、こちらも平身低頭は変わらないのだが、非は間違いなくある（稀にお客さんがめちゃくちゃ言ってることもあるが）ので私としては「やらかしやがって！」とは思っていたりした

当時私の住んでたところは客層が良くないことで有名だった。ではあるものの金払いはいい、という売る側にはありがたいと同時に厄介な場所だ。その最たるものは………893屋さんだ。今なら反社には………と暴対法を盾にできるのだが、当時そんなものはないし、どうしたって関係してくる。しかもホントに抗争まで起きるほど多い土地だった

さすがに小沢仁志までの強面はいなかったが
それでもカタギではない雰囲気はある
まー触らぬ神に祟りなしだ

そして………これを怒らせる社員もいて、中には呼び出されて巨大なプラズマテレビで無修正AVを見せられたり（ってどうしてそうなったんだろう？）、ぶん殴られた（今なら、というか当時でも明らかに傷害罪だが）社員もいた。そんな時………何故か対応させられるのは私だった。これについて苦情を言ったことがあるが、

「しろさんなら大丈夫でしょ？」

という変な期待をされてしまっていた。まあ………確かにそっちの方々には気に入られることはあれ、怒られたことはない。実際過去に副店長がやらかした時に着いていき、PC関連の説明した時も副店長は激詰めされてるのに、私に対しては穏和に話してくれていた

前のぶん殴った方も私には笑顔だったんだよねぇ………こういうカタチでなんだかんだ繋がりがあった。この手のことは本当に御免蒙りたいのだが………やっかいな人はともかく私の所へ連れてけばなんとかなる！と思われてた

それから私も休みがあるわけで、そんな時にはきちんと引き継ぎをするのだが、そんな時に引き継ぎ者がやらかす事もあった。休み中なのに電話がかかってきて上司からいろいろ言われるのだが…………いや、事前準備して引き継ぎもしてるこっちに言われてもねぇ………それこそきちんとやったと伝えておしまい。そんなとこまでできるわけない

で、今回一番のクレーム、タイトルにもある青白い怒りの話をしたいのだが、さすがに長文がすぎる。書いてもいいのだが、この前の記事も長いことだしここは次に回そう。こちらもなかなかパンチが効いてる話なので乞うご期待！

というわけで………

続く