うつ病になりたいからなってます。
仕事が辛い。
毎日の業務をこなしていくこと、人間関係、時間、疲労いろいろなものが重なって辛くなった。
周りに迷惑がかかったらどうしよう。やると決めたことはやりたい。私がいなくなったら、みんな大変になってしまう。申し訳ない。そんな感情から、「自分は辛いけどみんなに迷惑がかかるから仕方なくやっている」をとにかく続けていた。
辛いけど我慢をしている状態を続けていたら、
みんなのことがすごく嫌いになっていった。
仕事に協力もせず、早く帰る人を許せなくなった。
私を苦しめる人。
私はこんなに我慢しているのに。
辛い中、みんなに協力しているのに。
そんな感情が渦巻いて、何もかも嫌になった。
感情を言葉にすることもなく、みんなの前では「大丈夫です。」「やります。」「手伝います。」と笑顔を振りまく毎日。
ついに、私の体に限界が来た。
過呼吸が止まらなくなった。
同時に涙と今まで溜め込んだ感情が一気に流れ出して、仕事を休んだ。
精神科のある病院へ相談し、すぐに診察をしてもらった。
出来るだけ、鮮明に、今の辛さを伝えた。
診断は、適応障害とパニック発作。
医者からは3ヶ月以上の休職を求められた。
しかし、私はこの時、事の本質に気づいたのだ。
この症状が心配なのではない。
病気である事に驚きもない。
私はただ、仕事から適度に逃れる理由が欲しかったのだ。
私の言いようによっては、いくらでも
うつ病になれるそう確信した。
職場では一切口にできなかった、溜め込んでいた感情も、うつ病であることの一言で全て解決したように思う。
辛いのを人のせいにしているなんて、全く自分を理解していなかった。
辛いのは、ただ、辛い状況を望んでいた自分が出した答えでしかなかったのだ。
辛く、病気である自分でいたい。
そうある事で、言語化が苦手な私にとって最強のサポートを得られるからである。
元気になろうと思ったらいっだって元気になれる気がした。
しかし、仕事が辛いと感じたい自分は、辛い現実を選び、病気であると言う結果を自ら選んでいる。
本当の心の病気とはなにか。
これは医者でも判断できないことがあるのではないかと思う。
少なくとも私は、精神的に病気であるというレッテルを貼られたかったのだ。
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