世界一大きな氷山が生まれた
南極のロンネ棚氷という氷原の一部が分割して
A-76という巨大な氷山が生まれました。
長さ160キロ、幅26キロほどあるそうで
現時点では世界で一番の大きさを誇ります。
昨年末あたり、サウスジョージア島と同じくらいの大きさの氷山A-68が
”島にぶつかるかもしれない!ペンギンが危ない!”
と騒ぎがあったのを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
あの氷山は島の浅瀬で分割し、その後どんどん小さくなりました。
USNIC(米国国立アイスセンター)では
長さが18.5キロあるいは面積が68.5平方キロ未満のものは
追跡しないそうです。
氷山の名前(というか番号)は場所で決められています。
南極付近を緯度で4つに分け
西経0度から90度がA、90度から180度がB・・・という具合。
今回のA-76は
ウェッデル海のエリアで76番目に追跡される大きな氷山という事。
この氷山が分割したらA-76A, B, Cとまた下に記号が足されていきます。
A-68の時は、A-68Aから少なくともA-68Pまでは衛星で見ました。
4年ほど漂流した後、追跡は終了です。
今度のA-76はどんな旅をするのでしょうか。
氷山発生のニュースが入ったのは昨日だったのですが
ちょうどサイクロン1号も発生し、深刻な状況だったので
こちらは1日遅れの情報です。
サイクロンは本当に気がかりで
WMOやヨーロッパの気象当局らも注意情報を流しています。
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