カリブ海生まれのハリケーンGraceが太平洋に出て再発達。2個目の名前がついた!
8月13日、カリブ海の東で熱帯低気圧が発達し
Grace(グレース)と名付けられました。
Graceは東へ進みながら発達し、ハリケーン勢力となりました。
地震直後のハイチやプエルトリコ、ジャマイカ各地に大雨や洪水などの
被害を残しながらメキシコのユカタン半島へ上陸します。
これはその当時の予想。
実際の進路はもう少し南でジャマイカの上空を通過しています。
一番上にあるカバー写真が実際の経路です。
勢力は一時中心付近の最大風速が55メートルを超え、
5段階の上から3番目カテゴリー3まで発達しました。
ユカタン半島を抜けた後にメキシコ湾で再発達し
メキシコ本土へ再上陸。死者も出ています。
その後、本土を横切りながら勢力が徐々に衰えていったのですが、
太平洋に出た途端、再々発達をしたのです。
アメリカは発達した熱帯低気圧にABC順に名前を付けていますが、
大西洋と太平洋では別々に名付けをしています。
ですから、このGraceが太平洋に出たところで
新たにMarty(マーティ)という名前が付けられたのです。
Grace改めMartyは現在も太平洋上をのんびりと進んでいます。
あと1〜2日進んだ所で勢力は衰えると予想されていますが、
なんとも長寿な熱帯低気圧です。
この間、東海岸にはHenri(アンリ)が上陸し
韓国には台風12号が上陸していますね。
本格的なストームシーズンが到来しています。