なんで勉強するの?と問われたら。
なんて答えますか?
人それぞれ答えはあると思います。
- 手に職をつけるためだよ!
- 騙されないような知識や技能を身につけるため!
- そういう世の中なんだからしょうがないでしょ!
皆さんなりのお答えを、そっと教えていただけたらと思います。
僕なりの答え、それは、
①食っていくため ②騙されないため
の2つかなと思っています。実はこれ、僕が考えたことではなく、中学校の時の理科の先生が繰り返しおっしゃっていたことです。
「食っていくため」は、手に職をつけるということ。勉強をすることで選択肢が広がるのは事実ですよね。また、勉強ができることを武器に、お仕事で活躍できる可能性も広がるよねって思います。
「騙されないため」というのは、特に最近SNSの普及などによって、良くも悪くもアクセスできる情報量が多くなりました。その溢れんばかりの情報から正しいものを選別する能力、正しくないものを捨てることができる能力はかなり必要とされているのではないでしょうか。もちろん、SNS以外でも。
でも、そんな綺麗な理由がなくとも、、、
つべこべ言わず勉強せい!とも思っちゃうんですよね、圧倒的脳筋笑
勉強した先にしか見えないものがあるでしょう、そこを信じて勉強すればいいじゃない?って思っちゃうんですよね。特に、自ら進んで「進学校」に行った高校生とか。(京大に進学した僕に大きなブーメランが刺さってるのは気にしないでください笑)
だって、今目の前で習うこと(というよりも、科目を通じて涵養される能力)が、将来どの状況で役にたつかなんて、未来のことを見通せるわけでもないし、分かるはずもないんですよ。その漠然とした将来に向けて「引き出しの中身を増やしておく」意識って、大事なのかなぁって思います。
そうはいっても、ね、そうはいっても。
そんな正論じゃ、多感な高校生を納得させるのは無理でしょう、笑
ってなったら、もっと「実感」ベースで“勉強する意義”を示してあげられれば、より多くの生徒たちに勉強のモチベーションを湧かせてあげられるんじゃないかなって思います。
そこで、ちょっと思いついたんですが、「勉強した先」を何かしらの形で提示できたらいいんじゃないかな、って。
国語で培った読解力がこんな場面で生きた / 社会で身につけた資料活用力が実務で役に立った / 数学で学んだ論理的思考があってよかった
こんなエピソードがあれば、「ほぇ〜そんなもんなんか」って思って、ほんの少しは頑張る気力も生まれるんじゃないかなって思います。
今の学校教育って…、
「今」に着目させすぎな気がするんですよね。受験とか、期末試験の点数とか。見てるところがあまりにも短いスパンすぎる、気がする。すると、目の前の点数を取ることだけに集中してしまい、学ぶ意義なんて関係なくなってしまう。
その点数が、その能力が、将来何に繋がるのか。それこそ社会でどう生きるのか、どんな役にたつのか。そういった「学んだ先」を見せてこそ、本当の「教育」なのかなぁって思う次第です。
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