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思考がめぐるよ、昼寝のすゝめ。
今日も一日お疲れさまでした。
ゆるーり鳥獣戯画で一服どうぞ。
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田舎の学問より京の昼寝
「田舎の学問より京の昼寝」という昔のことわざがある。(中略)本ばかり読むのが能ではない。忙しくても、昼寝をする。そうすれば自然に頭が整理され、よくはたらくようになり、りっぱな成果を収めることができる。
本が読めない。目が文字の表面を滑っていく。意味が頭へ入ってこない。不調じゃなくても、満腹でなくても、文字が読めない日が定期的にやってくる。
そんな時、脳内はキャパオーバーになっている。本を読む。誰かと話す。スーパーでやたら大きな音量の広告BGMを聞く。スマホに出て来る広告を見る。誰かとの約束ごとの道筋を考える。ーいろんな種類の情報が頭の中で散らばっている。机の上に雪崩が起きているみたいに。
そして脳内キャパオーバーになると焦ったり悩んだりしがち。考えなきゃ・考えたいのに頭が回らない。そりゃそうだ。作業したくても机の上に物が散乱しているのだから。まずは片付けが必要だ。物を片してスペースを作る。考えるためにも情報を入れるためにも、余白が必要だ。
だから、寝るのです。
寝なくても目元にアイマスクやハンカチを載せて横たわる。散歩も頭の整理には良いけど、冬は寒いからムリしない。15分だけアラームをかけて寝てしまう。いい昼寝が出来た時は、頭も身体も軽くなる。アイマスクをしなくても、電気を消して横になったら気づけば夢の世界。目が覚めてふと思う。思考より身体の方がよっぽど賢いのかもしれない。
必要なものは身体が選んでくれる。
わたしは今日、いい昼寝が出来ました。こたつで寝てしまった!!!とは思わない。これは頭の整理整頓に必要な時間だったのですから。
いい昼寝をしてスッキリした頭で、昼寝をするカエルを描きました。そんな29日目。
鳥獣戯画の世界へどうぞ🍵
おわり