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自分の怒りを他人にぶつける姿は、なんだか痛々しくて恥ずかしい。

薬局で怒りを薬剤師さんにぶつけているおじさんが居た。聞くに絶えず、ヘッドホン装着。なんて便利なの。音楽を聴く以外の方が活用機会多いのがちょっと可哀想。

自分の心を守る。それが大事。

装着完了したら、おじさんは薬局から退出。私はいつもこういう時のタイミングがワンテンポ遅い。そういう人生なんだな。

感情に振り回される姿は、なんだか痛々しい。自分もたまにやってしまう。恥ずかしい。怒りを発散する。その瞬間は気持ちよさがあるけれども、客観的に見ると、器が小さいことを世間様に露わにしているようで、恥ずかしい。

クリニックでも待たされ、薬局でも待たされ、俺の貴重な休みを4時間も削り取りやがって。この数年、薬の量や内容は変わらないんだから、俺がこんなに待たなくていいようにしてくれ。

という主張だった。うわあ…と思いながら、思い止まる。「おじさんも大変なんだよなあ。余裕ないんだよなあ。だから、客という立場だったら、お金を払う相手(おそらく下に見てる)に対して高圧的になっちゃうんだなあ。」

と分析を始めてしまう。分析していないと、おじさんの吐き出すネガティブ空気に巻き込まれてしまう。「なんでそんなこと言うの、やめてよ」と心の中でぐるぐると考えてしまうから。これは自分を守るためでもある。

そして、ここで思う余裕は、心だけじゃなくて、
環境のことが大きいんだよなあ。社会って世知辛いよなあと自分1人じゃどうにもならない事を思ったりする。

そんな薬局での待ち時間。


これを書いてから、もう1か月が経とうとしていた。身体の調子はそんなに改善してないけれど、心は日によってころころと変わる。無敵!朝から動くぞー!な日もあれば、夫を見送れない朝もある。人間だから仕方ない。焦らずいこうと思う。

クリニックは今日も朝から混んでいて息が詰まりそうです。だけど、「天気が良いなあ。青空だ〜」とか「診察が終わったら何して過ごそうかなあ〜」とか心が心地よい方に向くように自分を守ってあげたい。

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