娘と苔テラリウム
以前から、古い寺院や日本庭園を緑に彩る苔に興味がありました。
興味といっても、じっくり見るわけではなくなんとなく歴史を感じさせる風景を演出するものとしか見ていなかったのだが…。
ところが最近、ガラスの器の中をその苔を使ってひとつの風景をつくりあげ演出する癒しのインテリア雑貨を目にするようになりました。
ガラスの中の独特の世界観に惹かれ、これがなんというものなのか早速スマホで検索。
どうも「苔テラリウム」というらしい。
材料さえあればなんとなく自分でもつくれそうな感じはしたが、まずは基本を抑えるべく本を買って読んでみました。
その本には、様々な風景の入ったグラスの写真だけでなく、苔という植物についての話やコケテラリウムのつくり方から管理方法までわかりやすく掲載されていてすごく勉強になりました。
苔の種類もたくさんあり、苔テラリウムに向くものから向かない種類まであるようで、準備する苔にも気をつけないといけないことがわかりました。
苔を山へ採取にいくのも一苦労なので、まずはメルカリで苔が売っていないか知らべました。
すると思いのほか、苔を出品している人が多いようで、たくさんの種類の苔が売られていたのには驚きました。
苔テラリウムをつくる際に準備したものは以下の通りです。
ダイソーなどの100均で大体そろえ、ないものはホームセンターで購入。
・苔(5種類)※セットになって売ってたもの
・赤土玉(極小サイズ)
・バーミキュライト
・ピートモス
・もみがらくん炭
・ピンセット
・細身の小さめのハサミ
・霧吹き
・いらなくなったお箸
・ガラスのコップ
・ミニチュアのフィギア※自分がつくる世界に合わせて
最初はこれだけあれば十分つくれます。
ある程度つくりたいものは頭の中にあったので、あとは本で学んだとおりの手順で器の中へ自分の世界をつくっていくだけです。
娘の年齢でも簡単につくれるので、親子で楽しむ工作としてもおススメですよ。
やっぱり歴史ものが好きな私は、戦国時代をテーマに作品づくり。
娘はピカチュウのミニチュアフィギアを使って独自の世界を創り上げていきました。
そして完成した私の作品がこちら。
ほかにもフィギアがある限りつくりました。
※表紙写真の熊の苔テラリウムも私の作品です。
そしてこちらが娘の作品
お互い初めての作品にしては、いい感じに出来上がりました。
ちなみに苔は暗いじめっとしたところを好むと思われがちですが、比較的明るい場所でなければ育ちにくいらしいです。
でも水は、密閉タイプの器であれば2週間に1回程度霧吹きするくらいでいいので育てやすいですよ。
でも直射日光があたらない明るい場所となると、置ける場所が結構限定されてくるので妻との交渉が必要だ…。
作りすぎたので、ちょっと怒られそうだな…。