退職日
桜がキレイ。
昨日で私は勤めていた保育園を去った。
子どもたちをいっぱい抱きしめといた。
夕方、仕事をしていると
受け持った子どもの保護者の方が挨拶に来られ、
「本当にお世話になりました。しろちゃんが先生でよかった。」と
泣いてくださった。
「あの時は、私の気持ちを全部わかってくださってほんとに救われました」
と、周りの友達をひっかくことの多かったお子さんのお母さんに言われた。
そのほか、いろんなお母さんが過去のエピソードを交えて泣かれた。
聞いていると、
自分が思うより保育士の一言ってお母さんに届いていて、助けになることも多いんやなと思った。
帰り際のたわいない雑談が好きだったと言ってくれるお母さんもいて、
電話番号を書いた手紙をもらった。
電話番号を書いただけの紙を「はい!しろちゃんありがとう!」私の手を取って紙を握らせてくる強者もいた。
(ナンパみたい)
メッセージつきのお菓子ももらった。
みんな一律、感謝が書かれてた。
ありがとうをいうのはこっちのほうやのに。
私も涙ぽろぽろ。
こんなんだったらハンカチでも握ってたらよかったな。
「子どもたちに出会わせてもらってありがとうございます」って言った。
正直、昨日の昨日まで辞める実感が無かったもんだから
やっとこの儀式で(あぁ、もうおしまいなんやな)と少し後悔にも似た気持ちが沸き上がってきたけれど、【サビ残】の言葉で打ち消した。
次、私はまた懲りずに保育の道に進む。
家から近くて企業の保育園だ。
それについてはまた別の機会に書く。