1年間保育士の仕事をやってみて
2022年の年明け。学校を卒業してから、すぐに働いた保育園の園長先生に連絡を取ってみた。20年ぶりだ。
「久しぶりやなぁ~」からはじまり、もう一度保育業界に戻ってこないか誘われた。
人手不足・安月給・サービス残業は解消されているのかなと思いながら、入社試験を受け、また保育の現場に戻った。
20年前と変わらない現場
最初はアルバイトで3か月ほど働き、その後正社員登用になるという。
事前に正社員の給料を知らされることなく、働いた。(すごいやろ)
懐かしい先生もいるし、知らない先生もいる中でブランクもある分必死にやってきた。
20年前に保育をやめた理由は、休憩時間の取りづらさ、サービス残業の多さが原因だったと思う。
この1年間、若手に定時に帰ろうと呼びかけたり、私を保育の現場に戻してくれた園長先生にも一貫して・サービス残業をなくすこと・行事に職員をボランティアで参加させないことなどをことあるごとに伝えてきた。
しかし、20年前と変わっていなかったし、変わろうとしなかった。
残念だけど、この春で私は保育士を辞める。
園長先生は言った「なんでこんなに人が辞めていくと思う?」
私は「法律をきちんと守ってないからですよ笑」と言ってやった。
「労働者やから、私ら。ボランティアちゃうねん。」と言ったら、「そうやな、変えていかなあかんとは思ってる」と園長先生は言った。
20年前と変わってないで?
世の中に必要とする人が多い保育業界。保育は好きだし、未練はあるけど
次の仕事を探す。
「次も、しろ先生のクラスがいいです」と言って下さる保護者の方に、「あはは(汗)ありがとうございます!」というのが精一杯で、子どもたちとバイバイするのが寂しい。
残り1か月ほど、子どもたちと遊んだりコントしたりいっぱい笑って過ごそうと思う。
次は何しよかな!
トップ画は菊ちゃんのフォトギャラリーからお借りしました。ありがとう!