自分のこころ編めず
それはまるで何かを組むような編むような感覚。
見えない線を組み、編み出来上がりなんて分からないままに時間が過ぎる
そしてある程度時間がたつとほどく。その繰り返し。
時には涙を流し時間が過ぎるのを太陽で察知し、夜がきて諦める。その繰り返し。
見えないゴール、見えない完成にただただ苛立ち、涙し、苦悩する。
日の目を見ることの無いこの皮膚は驚くほど白く、内臓が透けてしまいそうなほど薄かった。
指先でそれを繰り返しただただ自分の選択を後悔する。
なぜこうなったのか、私は何をしているのか。
見えない組み、完成することの無い編み
いくつもの線が交錯していく様を私はただ指先で繰り返すだけだった。
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