ライターの仕事を「ゲーム化」して健やかに働く方法を実践してみる

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こんにちは!先月11月よりライターとして働き始めた「おだりょ」と申します。本業でSEO記事を書きつつ、副業でインタビューライター、空いた時間はカメラで写真や映像を撮りまくるなどしています。

今回、僕が参加させていただいている伴走型ライティングプログラム「write-house」にて、メンターをしていただいている野里さんからお誘いいただきました。

ライターの基本姿勢、企画段階から執筆までの仕事の流れ、インタビュー準備、聞き方、そして書き方まで、たくさんたくさん教えていただいています。

もし野里さんがいなかったら…と思うと恐ろしいです。何から何までできないことだらけで、たくさんの方に多大なる迷惑ばかりかけてしまっていたと思います。

もちろん今もまだまだ勉強不足ですが、いつか野里さんにものすごく高い焼き肉か、回らないお寿司をご馳走できたらな…と夢想しています。

そんなアドカレnoteですが、ライター超駆け出し野郎として意識したいな〜っていうことをタスク管理の面から書いていこうと思います!

ライターになってみて思ったこと

ライターになってみたい!と思い立ったのは、2022年の6月ごろ。身の回りでライターとして働いている方に話を聞いて周り、転職活動をぬるりと始め、それを聞きつけた高校の同級生に拾われ、今に至ります。

やっぱり、結構大変ですよね、ライターの仕事も。

地味かつ消費カロリー高めな作業がありますし、全っっ然すらすら書けないし、すぐ路頭に迷うし、考えなきゃいけないことはとても多いし。

僕も、「こんなことがしたい!」「こうなりたい!」という強めの願望があってライターを選びました。でも、大変な作業に身を投じているうちに、そのような初心みたいなものが薄れていきそうな気配が0.03%くらい…

(早すぎやろ)(まだ全然楽しい)

今はまだまだ健康で、それなりに頑張れそうです。でも、頑張り続けて「しんどい」が続く→憧れや熱量を感じていたライターという職業に対して「思っていたのと違う」と感じ始める→へなへなし始める、というループもまた、なきにしもあらず。

しかし、だからといってライターをやめるべきか、と聞かれれば…今の僕は「NO」と答えるでしょう。心地よさを犠牲にしすぎることなく、でも「勝つ」と「逃げる」の二択以外にも道があるのでは…?

そんな時に僕が頼れるのは、先輩ライターの皆さんと学問です。

元々僕は大学の心理学部で学んでいたこともあり、「仕事の意義」「モチベ」みたいな部分にどんなアプローチができるかを学問に頼ってみることにしました。

あとは、何年もこの仕事で活躍していらっしゃる先輩ライターとお話ししつつ、どんなことが必要なのかな〜とゆるゆる模索していました。

今のところ持っているヒントは「ゲーム化しちゃえ!」です。

なんでゲーム??

もちろん、「仕事もゲーム感覚でてきとーにやっちゃえ!」というわけではありません。決して、断じて、そういう意味ではありません!!(焦)

ゲームは、学問の世界では「人間がどっぷりのめり込めるように設計されている、本来やらなくてもいいはずの仕事」とも定義されているみたいです。

僕はあまりゲームをやらないのですが、一度やり始めたら数日間ぶっ続けでのめりこんでしまうため、恐ろしくて手が出せないというのが正直な理由です。

その理由はゲームの設計にあるのでは?というわけで、ゲームと心理学者がタッグを組んで「人間の幸福度を爆上げするために、もっとゲームを活用しようぜ!」という研究分野が誕生したりしています。

そのあたりの知見を、実際に仕事に導入してみよう!というわけで、実際にタスク管理をがちゃがちゃいじってみました。

参考図書

クエストボードを作る

僕は仕事管理や読書記録、雑なメモとかをぜーんぶnotionに丸投げしています。この世で一番当てにならないのは自分の頭です。

最強notion仕事管理術については、アドカレ2日目に黒木さんが書いてくださっています。

僕も黒木さんのnoteを見てnotion大改造を行い、日々の仕事をBoardビューで管理するようになりました。

そこで導入してみたのが「クエストボード」です。


こんな感じのテンプレートをつくっておいて、タスクごとに記入していきます。ちなみに軽いタスクはササッと必要箇所だけ書くなど、すでにサボりが発生しております。

記入する項目は、だいたい以下の4つ。

・依頼者
・クエスト達成条件
・クリアまでのステップ
・必要装備品

依頼内容

誰の、どんなニーズを、どうやって満たすのか、仕事の依頼者目線で書きます。僕はここにいちばん時間を使います。

たとえばSEO記事を書くなら、

誰の:キーワードリサーチから見えるペルソナ像
どんなニーズを:顕在ニーズ、潜在ニーズ
どうやって満たすか:記事のタイプ、メディアの立ち位置

こんな感じの項目を洗い出し、依頼者目線の文章にして記入していきます。

特に「誰の」「どんなニーズを」についてはしっかりがっつり考えておくと、書きながら方向音痴になることが少ないです。

読者は何を知りたいのかに加え、知ってどうしたいかまで考えて書くのが大事、と上司から教わりました。上司ありがとう!同級生だった頃から尊敬しているよ!!(ゴマをする音)

クエスト達成条件

これは納期と成果物です。いつまでに、どんなものを、誰に提出するのか。

しっかりとリマインダー機能も活用します。己の頭がいちばん信用ならない(2回目)。

クリアまでのステップ

大きめのタスクの場合は、作業ごとに分解して書いておきます。

たとえばインタビュー記事を書く場合は、前取材、インタビュー、文字起こし、構成、執筆、推敲などなど、必要な作業ブロックを書き出し、さらに納期を設定していきます。

あと、クエストボードのタイトル冒頭に進行中の作業を書いておくとわかりやすいです。もっといい方法がある気がしてなりません。現在時点での僕の最適解です。

必要装備品

インタビュー記事においてもSEOにおいても、リサーチは絶対に必要です。そのため、まずはここにどんな情報が必要かを書き出してみます。

また、作業が進むにつれて追加で欲しい情報がどんどん出てくるので、調べてはここに追加追加〜

わりと最初に思い浮かぶ「必要な情報量」はあてにならないので、走りながら調べて書き殴っていくことが多い気がします。

必要事項をもらさず、貢献感もつくる

僕のような、おっちょこちょいを擬人化したような人類にとって、必要事項をきちんと書いてこまめに確認することは必要不可欠だなあと感じています。

とくにタスクが並行しだすと、マルチタスクができない僕にとっては死活問題。こうして書き出すことで「ひとつずつ片付けていく」をするのがやっぱり大切だと考えています。

それだけでなく、いかに「自分のしている仕事が誰かの役に立っている」感を噛み締められるかも大事にしたいです。人間の社会性ゆえ、誰かに貢献している!と感じると幸福度アゲアゲになるらしいですしね。

職業に貴賎はなく、絶対誰かの役に立っているのは大前提です。その上で、誰のどんな願いに応えるために仕事をしているのか、きちんと可視化することで、ある種の心地よさを感じています。

僕は、ライターは情報のDJだと思っていて。知識も情報も誰かの言葉も、存在するだけではじゅうぶんに届かないと思います。

文脈と届け方を編み直し、体温を添えて届ける。それが、今の僕にとってのライターの意義のようなものです。

大きく見れば、ものすごく長い歴史につながっているものを、ものすごく長い未来に接続している作業のような気がします。

僕は、先輩ライターのみなさんが書いてきたものに救われました。今日もどこかで、誰かのゆたかさや生き方を育んでいるはずです。

なんだかファンレターのようになってしまいましたが、これからもほどよく一緒に頑張らせていただけたらなと思います!何卒!!

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