おだりょ

25歳/ 心理学部卒。ライター、カメラ。

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おだりょが書いた記事たちです。 論文を読んで考えたことを主に文章にしています。 古今東西、学問の種別問わず、気になることを調べています。 いつか図書館みたいになるといいですねえ。 時々カメラのことや生活のことについても書いていこうと思います。

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  • 読んだ論文たち(心理学ジャンル)

    おだりょが読んだ心理学系の論文に関するマガジンです。

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カメラじゃ食っていけないけど、自己満の写真が好き

「カメラじゃ食っていけないよ」 当たり前に来ると思っていたけど、いざ言われると返事に困る。 2020年になりたてのころ、大学3年生の僕は当たり前のように進路に迷っていた。「就職したいのかしたくないのか」すらも定まりきっていない、怠惰で優柔不断なメソメソ大学生をしていた。 カメラにハマり始めたのは、たしか大学2年生のころ。FUJIFILMで安いやつ探そ〜と思ってX-E1を中古で購入し、しばらくしてからまだ安かったXF 35mm f1.4も買った。初めての単焦点レンズに「こ

    • 人間は他人とすぐ比べてしまうけど、ヒヒはどうなんだろう?という話

      なかなか、他人との比較をやめられない生き物、それが人間。 同じ年齢なのに職場でバリバリ活躍している同僚を見たり、友人が自分よりも広くて豪華な家に住んでいたり。 高すぎて買うのを諦めたブランドの服を、自分よりもかっこよく着こなして颯爽と歩いていく人。飲み会で、自分よりも異性と上手に会話を楽しんでいる後輩の姿。 どんなシーンで比較してしまうかは個性が光るところですね。それでも、何かと比べてモヤついてしまうのは、誰もが経験したことがあるでしょう。 できることなら、この「他人

      • 未来に可能性を感じない……ってとき、ムール貝の仲間ならどうする?という話

        未来のことを考えると不安になってしまう若者たち就職活動中、未来のことを考えると憂鬱で仕方ありませんでした。大手の内定を見事かっさらってく友達を横目に、就活をうまく乗り越えられなかった僕は「もう無理!お先真っ暗だ!」と本気で思ってました。 大人たちから「この先どうにでもなるよ!!」と言われても、全然しっくりきませんでした。当時励ましてくれた大人の皆さんすみません(でもおかげさまでちゃんと平和に暮らしてます)。 このような不安は、僕だけでなく多くの若者が抱えている問題のようで

        • 自然を見ると集中力や自制心が高まるのか?という論文

          自分を律する人は成績がよかった!みたいな論文を読んで「そらそうやろ!!!!」と吠えたくなり、そのテンションで「自制心を高める方法」を探していました。 その中で「自然とのふれあい」が割と盛んに研究されているのを発見。中でも2002年のちょいと古めな論文を読んでみました。 論文リンク: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0272494401902415 子どもでも自然を見ると集中力や自制心は高まるの

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          人間は他人とすぐ比べてしまうけど、ヒヒはどうなんだろう?という話

          なかなか、他人との比較をやめられない生き物、それが人間。 同じ年齢なのに職場でバリバリ活躍している同僚を見たり、友人が自分よりも広くて豪華な家に住んでいたり。 高すぎて買うのを諦めたブランドの服を、自分よりもかっこよく着こなして颯爽と歩いていく人。飲み会で、自分よりも異性と上手に会話を楽しんでいる後輩の姿。 どんなシーンで比較してしまうかは個性が光るところですね。それでも、何かと比べてモヤついてしまうのは、誰もが経験したことがあるでしょう。 できることなら、この「他人

          人間は他人とすぐ比べてしまうけど、ヒヒはどうなんだろう?という話

          未来に可能性を感じない……ってとき、ムール貝の仲間ならどうする?という話

          未来のことを考えると不安になってしまう若者たち就職活動中、未来のことを考えると憂鬱で仕方ありませんでした。大手の内定を見事かっさらってく友達を横目に、就活をうまく乗り越えられなかった僕は「もう無理!お先真っ暗だ!」と本気で思ってました。 大人たちから「この先どうにでもなるよ!!」と言われても、全然しっくりきませんでした。当時励ましてくれた大人の皆さんすみません(でもおかげさまでちゃんと平和に暮らしてます)。 このような不安は、僕だけでなく多くの若者が抱えている問題のようで

          未来に可能性を感じない……ってとき、ムール貝の仲間ならどうする?という話

          「暑いなあ、発電しとくか」という未来の話

          どちゃくそに暑いですね。先日夏ディズニーを堪能してきましたが、4回くらい溶けて液体化してました。 どうにかならないんでしょうか?地球温暖化によって、今後もっと暑くなるのは避けられないかもしれませんね。でも外は暑いから無理せずエアコン使いましょう、という矛盾あふれる世界……。 そんな「熱」を使って「電気」を生み出せたら、なんだか最高だと思いません?今回はそんな「物理」ジャンルの研究をピックアップしました。 熱電変換とは?「熱から電気を作る」、つまり「熱電変換」というのは、

          「暑いなあ、発電しとくか」という未来の話

          僕は踊って骨折し、ハエの3割は重傷を負っている、という話

          僕は踊って骨折し、ハエの3割は重傷を負っている、という話

          未来が不安だよ〜メソメソ〜って感じた時にどうすべきか、という話

          僕の母は、結構な心配性。電話をすると、よく「仕事は大丈夫なのかい?」と聞いてくる。 別に僕の仕事を理解していないわけではなく、むしろめっちゃ応援してくれる。しかし、母は製造業を営む家庭で育ってきた。だからなのかはわからないけど、ライターのような形態の仕事はどこか馴染みがなさそう。 母の心配性は折り紙付きだ。とにかく眠りが浅い。僕の結婚式の前日、母はほぼ寝てなかった。飛行機なんかまともに乗ってられない。新婚旅行中も頭の中では「太平洋に浮かぶ炎を上げた飛行機」の映像がずっと流

          未来が不安だよ〜メソメソ〜って感じた時にどうすべきか、という話

          地域の絆によって集団リンチが起こる。かも。という世界の話

          絆、ってなんだかいいですよね。 いきなりゆるふわな書き出しをしてしまった。けれども絆というのは大切だなと思う。過去を振り返っても「これが絆か!!!!」と心酔するような体験自体はとても少ないが、自分の人生において大事な場面ではやっぱり他人とのつながりが欠かせなかったような気がする。 地域社会においても、つながりはある程度あってもいいと思う。「全員他人、だから気楽さ東京は」という気持ちもすごくわかる。けど小学生の頃、実家の隣の家で何回かトイレを借りたり、そこに住むおじいちゃん

          地域の絆によって集団リンチが起こる。かも。という世界の話

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          「暑いなあ、発電しとくか」という未来の話

          どちゃくそに暑いですね。先日夏ディズニーを堪能してきましたが、4回くらい溶けて液体化してました。 どうにかならないんでしょうか?地球温暖化によって、今後もっと暑くなるのは避けられないかもしれませんね。でも外は暑いから無理せずエアコン使いましょう、という矛盾あふれる世界……。 そんな「熱」を使って「電気」を生み出せたら、なんだか最高だと思いません?今回はそんな「物理」ジャンルの研究をピックアップしました。 熱電変換とは?「熱から電気を作る」、つまり「熱電変換」というのは、

          「暑いなあ、発電しとくか」という未来の話

          僕は踊って骨折し、ハエの3割は重傷を負っている、という話

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          僕は踊って骨折し、ハエの3割は重傷を負っている、という話

          未来が不安だよ〜メソメソ〜って感じた時にどうすべきか、という話

          僕の母は、結構な心配性。電話をすると、よく「仕事は大丈夫なのかい?」と聞いてくる。 別に僕の仕事を理解していないわけではなく、むしろめっちゃ応援してくれる。しかし、母は製造業を営む家庭で育ってきた。だからなのかはわからないけど、ライターのような形態の仕事はどこか馴染みがなさそう。 母の心配性は折り紙付きだ。とにかく眠りが浅い。僕の結婚式の前日、母はほぼ寝てなかった。飛行機なんかまともに乗ってられない。新婚旅行中も頭の中では「太平洋に浮かぶ炎を上げた飛行機」の映像がずっと流

          未来が不安だよ〜メソメソ〜って感じた時にどうすべきか、という話

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          絆、ってなんだかいいですよね。 いきなりゆるふわな書き出しをしてしまった。けれども絆というのは大切だなと思う。過去を振り返っても「これが絆か!!!!」と心酔するような体験自体はとても少ないが、自分の人生において大事な場面ではやっぱり他人とのつながりが欠かせなかったような気がする。 地域社会においても、つながりはある程度あってもいいと思う。「全員他人、だから気楽さ東京は」という気持ちもすごくわかる。けど小学生の頃、実家の隣の家で何回かトイレを借りたり、そこに住むおじいちゃん

          地域の絆によって集団リンチが起こる。かも。という世界の話

          強みを伸ばすべきか弱みを鍛えるべきかはわからないけど、サルモネラ菌はどうしているんだろう、という話

          よくネット上で繰り広げられる議論のひとつ「強みと弱み、どっちを伸ばすべき?」。 僕には答えがわからない。なぜならまだ25歳だからだ。悠長に議論している場合ではなく、強みも弱みもさっさとなんとかすべきなのである。なんならその前に社会人としての「基本のき」をもっと頑丈にしてやらなきゃいけない。 ネットのバトルを眺めながらうつつを抜かしている場合ではない。やるべきことは原稿の執筆と、担当者への進捗報告である。 ではサルモネラ菌はどうだろう? 唐突にサルモネラ菌が出てきた。な

          強みを伸ばすべきか弱みを鍛えるべきかはわからないけど、サルモネラ菌はどうしているんだろう、という話

          心の健康のためにも身体の感覚を大事にしよう!みたいな話

          緊張すると手に汗をかき、悲しいと胸が痛くなる――。こんな経験、きっとみんな経験しているでしょう。 ブチギレると全身が熱くなるし、緊張すると胃がきゅ〜〜ってなる。鶏が先か、卵が先かはわからないけど、心と身体はどうやら密接に繋がっているみたいです。 そんな「身体の内部の感覚」を感じ取る機能は「内受容感覚」と呼ばれています。普通に生活している中で、内受容感覚が高いかどうかなんてあまり考えてきませんでした。 でも今日読んだ論文では、その能力がじつはいろんなことに影響しているよ〜

          心の健康のためにも身体の感覚を大事にしよう!みたいな話

          思考や感情の原因が「普通」「常識」になりつつある

          なぜ怒っているのか?という言葉に対し、最近明確に答えられなくなっている気がする。 今日も妻さんと喧嘩した。妻さんの物言いが気に食わなかった。でもなぜ気に食わなかったか?と考えると、僕が嫌だったというより「他人から見たらおかしいと指摘されそうな物言いだったから」という理由のほうが大きく感じる。 他人の声、つまり「普通」「常識」によって感情が動くようになっている。 たとえば妻さんがちょっと嫌なことを言っていたとする。そのときに「嫌な言い方やね」と心のなかで思うとき、それは僕

          思考や感情の原因が「普通」「常識」になりつつある

          メンタルが強い/弱いなんて考える必要はないんじゃないか、という話

          病院に急いで行ってほしい、と母から急に連絡が来た。 妻さんとバスで帰宅中に、いきなり病院のURLが来た時点で察した。同じく京都に住む妹が病院に行くので、付き添って欲しい、とのこと。 妹だって立派なので、普通に病院くらいは行けるのだが、一昔前に割りとでかい病気を発症した&初期症状が似ていたので、本人も母も不安だったんだろう。妹は僕ら姉弟の前では明るいが、割りと不安を感じやすい。 ぴゅ〜っと病院に行ってみたら割りと元気だったし、結局無事だったのでホッとする。妹の診察が終わっ

          メンタルが強い/弱いなんて考える必要はないんじゃないか、という話

          僕が指ではじいたアリは、恐竜時代から生き残ってきた

          ピクニックをするために、京都駅近くの梅小路公園に来た。 僕と妻さん、妻さんの友達2人。圧倒的に女子会だけど、今さら気にすることもない。姉と妹にサンドイッチされて生きてきた。妻さんの友だちによると、僕の半分は女性らしい。 暖かな日差しの下でレジャーシートを敷いて〜なんて考えていたけど、予想最高気温は30℃。迷うことなく日陰を探す。広めの屋根付きベンチのもとでレジャーシートを敷いて、荷物を置いた。 京都駅にある伊勢丹の地下で買ったサラダやコロッケなどなどを並べていく。デパ地

          僕が指ではじいたアリは、恐竜時代から生き残ってきた

          お金に追われる生き方を考えてみる

          「金と女はな、追ったらあかん。」 前の会社の最終出勤日、かわいがってくださった社長からアドバイスをいただいた。 昼休み、なんとなく暖かい日向。工場の入り口にある自販機の前でタバコをぷかぷか吸う社長の隣に座りながら聞いていた。 お金のために働くだけでは満足感が得られないし、結局お金もあまり入ってこない。まず先に、誰かの役に立てるよう頑張れ、そうしたらお金が追いかけてきてくれる、と話してくれた。 じゃあ女はどうなんでしょうか社長。家では圧倒的に奥さんが強いらしい。オールバ

          お金に追われる生き方を考えてみる

          ライターで生きていく、とまずは決める

          腹をくくる、という感覚に近い。 自分で言うのはなんだけど、僕は器用貧乏に近いと思う。ライターとしてお金はもらっているけれど、写真と動画もアマチュアとしてはある程度撮れる。 動画を作るのは好きだし、カラーグレーディングやレタッチは永遠にできる気がする。ただ仕事としてできるのだろうか。自信はない。 とりあえず自信はやってみたらつくものだとは思う。現時点で仕事としてまだ手元に案件がないため、「急ぎじゃないけど重要なタスク」ではありそう。 でも「写真や動画でもなんとか稼げそう

          ライターで生きていく、とまずは決める

          あなたは他人、仲の良い他人

          「仲の良い他人……?」と友達がいい、笑いながらも納得した。仲の良い他人だ。まったくの他人であるということから始まり、それでもお互いが気にかけ、下世話な話をし、休日の時間を手羽先に費やす。他人でありながら他人事ではない。他人なのに深く話して時間を使う。最高にしっくりきた。 僕は友達が少ない。なかなか友達と遊ばない。むしろ最近は、パートナーの友達と遊ぶことが増えている。 パートナーは女性。男性があまり好きではない。「なんで男っているの?」と僕をまっすぐみて聞いてくるので「さあ

          あなたは他人、仲の良い他人