大嫌いの痛みと心

「過敏性腸症候群」

精神的ストレスから来る腹痛(私の場合主に胃痛)や、排泄に異常をきたす病気。今日の診察で最近特に酷い腹痛を訴えた所この病名が付き、薬の種類がまた増えた。
胃を雑巾のようにギュッと絞られたような痛みが数十分から数時間続く。腹痛と共に吐き気に襲われてトイレに入るが嗚咽だけで吐くことは出来ない。摂食障害があるからだろう。指を奥に奥に入れても、全く何も出てこない。
仕方なく頓服薬を飲む。頓服とはいえ決まりはあるだろうけど、もう1日の使用量など覚えていないし今更守れない。痛く苦しい状況から逃れたく衝動的に薬を飲む時もある。

胃に限らず食道や肺、心臓などの疼痛が酷い時、私はいつも同じ思考に至る。

何故「私が」こんな苦しい思いをしなければいけないのか

そんなことを考えながら横たわり嫌な汗に不快感を覚えながら痛みに耐え続ける。呻いて、泣いて、嗚咽と共に死にたいと吐く。

分かっている。どうやってもきっと治らない。これからも続いていく。もうあの時から2年が経つ。「いつか治るよ」と言われると「いつかっていつ？」と聞きたくなる。好きでこんな身体なんじゃない。好きでこんな精神なんじゃない。こんな身体、心、私の全てが

ずっと昔から大嫌いだ。