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第二回調停。「婚姻費用も財産分与も全部放棄します。」と伝える。そしてまさかの結末。
第二回調停がさっき終わりました。
箇条書きにします。
【状況】
⚫︎1時間15分の持ち時間のうち、私側と調停員の人が話したのは15分に満たず。(あとは夫が調停員さんに話す時間)
⚫︎婚姻費用以前に、別居時に持っていたと相手が思ってる共同口座の口座50万円を私から夫に払うべきという主張(婚姻費用は払わず、むしろ私が彼に払うべきという理屈)。
⚫︎妻が親権を持つことについては考えさせてほしいとの主張。
⚫︎学資保険はあるが、子どもに払い妻には直接払いたくない。
⚫︎子どもたちのことが「心配」だから離婚については消極的賛成。
⚫︎養育費や婚姻費用は算定表に基づいて算出すれば納得するとのこと。ただし、確定申告通り、「所得」は213万円を採用すること。
⚫︎養育費は5万。3人全員分。つまりひとり1.5万円。で、3人で割れないから15歳を超えた長男分は2万円とする。
「えー。この人、恥ずかしくないのかな。子ども3人で、1人1.5万円です、とか。どう考えても生活に見合ってない所得申請をつらぬいちゃうのとか。どう考えてもおかしいでしょ。どうする?このタイプ、とことんごねると思いますよ。」
と弁護士さんが言いました。
3月に別居してから、9ヶ月。
これまでにかかった、子どもの学用品や教育費も払わないどころか、むしろ私が夫に払うよう主張してるって、なんだそりゃ。
しかも、数百万、数千万の話じゃない。
20万円くらいの話ときた。
それをただでさえ経済的に不利な私から引っ張ろうとしているというー。
「なんと情けない…。」
呆然として
そのうちだんだん恥ずかしくなってきました。
こんなことのために時間とお金を使って、誰の何のためにこんなほとんど意味のない調停などを継続してるのかと。
少なくとも調停が続けば、私はずっと公的補助をもらえない。だから、私が苦しい。それを望んでるのだとしたら納得ってなくらい。
でもさ、つまり子どもたちが困るって想像はまったくないのだろうか?
そもそも、私は自分のためにお金を使ったことなど皆無なのだが。
皆無すぎて、パンツに穴が開いている事態を放置しているくらいなのだが。
子ども3人奪われたから、せめてもの先延ばし制裁ってとこか。いや、そこまですら考えてないかもしれない。
っていうか、こりゃもう、考えてもムダだ。
(ああ!なんと!なんとアホらしい!)
心底、そう思ってしまいました。
この、アホみたいな内容の調停をアホみたいな調停員のおっさんとおばさん相手に続けることと、子どもたちの生活の安定にやきもきする自分の精神状態とが、まったく折り合わないことにも気づきました。
だから途中で、私は弁護士さんにこう伝えました。
「婚姻費用も財産分与も全部放棄します。」
その代わり、早急な離婚成立を希望します。
「そのために20万円私が払って納得するなら、払ったっていい」と。
養育費だけは、法律で決めないといけないとのこと。
算定表に従って決められたなら従うと夫はいうし、こちらとしては払わなくても気にしない。期待はゼロだ。
「ただ、早急な離婚成立を第一条件にさせてください。」
私は、早く子どもたちとの生活を立て直したい一心で、そう伝えました。
そんでもって
いくらお金をお支払いしてるからといって、こんなアホみたいなケースに弁護士さんの時間と知識を使わせてることが、恥ずかしくなってきて
思わず
「マジで、すみません。こんなちっちゃいことのために。情けなくなってきました」
と口にしました。
弁護士さんは
「いえいえ。ぜんぜん普通ですよ。中には500円くらいを譲る譲らないで争うことだってあるくらいですから。」
と言っていました。
人間てなんなんだろう、となんだか情けなくて笑けてきました。
ーさて。
「全部放棄する代わりに早期離婚成立」
の旨を弁護士さんから調停員の人に伝えてもらいました。
すると、どうなったかというとー。
「あのー。すいませんけどねー。ここ15時までしか使えないんですよ。だから、続きは次の調停でってことで」
と、ダルそうにおっしゃるではないか。自治会長風の調停員のおじさん。
「すいませんねー。次が入ってるので」
と、となりのおばさん調停員がかぶせてくる。
ここで、都営住宅の審査に通過するためには1月10日までに離婚か成立していないと厳しい旨を弁護士さんに伝える。すると
「それは無理ですね。こっちは裁判官は火曜しか出廷できないんで。そして旦那さん、予定入ってるみたいです。あと、私も予定あるんですよ。1/28が最短かな。でも、即日成立させるなら、こっち(※)に弁護士さんと申し立て人2人で来てもらわないと。」
※裁判所は申し立てられた側、つまり夫在住の都道府県となります。
この日は私の弁護士さんが都合悪く動けない。
せめて現地の調停に行くのを夕方に時間を移動してもらえないか尋ねたところ
「予定が入ってて無理ですねー。その次だと3月になります。」
(3月…。)
っていうか何?「予定、予定」って。。
「すみません、あのね、もう、次の『予定』が入ってるから、終わらないといけないんですよ。それに、3月って言ったって、旦那さんが納得しなかったら結局、成立はできませんからね。」
と尚も続ける調停員。
ああ、大嫌い。表情には出さぬよう顔をこわばらせて
内申、叫びました。
(きらいーーーーーーーーー!!!!)
まじでトータル15分もこっちに時間ありませんでした。
なにこの不利な世界戦。
「どうします?」
と弁護士さんが私に聞きます。
婚姻費用も財産分野も全部放棄。
その上、離婚成立できるとして3月くらい。それも夫が離婚成立を受け入れるとは限らないー。
ここまで譲歩して少しは進むと思っていたから、思考が完全に止まってしまいました。頭を抱えました。
「ーもう、とにかく最短で離婚できれば、放棄のままでいいです…。」
それ以外、言葉が浮かびませんでした。
「地方の調停って、こうなんですよね。裁判官も調停員もいない。時間の融通が東京みたいなわけにいかないんです。」
と弁護士さんがため息混じりにおっしゃっていました。
…。
調停ってなんなんだろう。
私、今日なんのために電車に乗って弁護士事務所まで行ったんだろう。
なんの時間だったのだろう。
また、作戦を練り直さなきゃ。
子どもの受験は来月からスタートするし。
あー。
あまりに情けなくて、悔しさすらない。
こんなウンコみたいな時間に振り回されてる場合じゃない。(言葉が悪くてすんません)
ただ私は「犠牲者」で在ることはやめるとにしたんです。
この期に及んで、あんな夫のコントロール下にあるなんて、自分がかわいそうだ。
一方で、ある意味納得してるところがあります。
そうそう。夫はずっとそういう人だった。
ぜったいに「まいっか」なんてあり得ない。
とことん追い詰める。
今回の調停は15年を象徴してるとも言えるかもしれません。
そう。だから苦しかったんだった。
「15年、耐えた」と言ったら「大げさだろ」と言う人もいるかもしれない。
でも言う。
言っちゃう。
私は、耐えた。
そして
もう耐えない。
絶対、ここから這い上がってみせる。